朝日新聞の朝刊に、平将門の「首塚」に関する記事が掲載されて
いました。
大手町のビル街に、今も鎮座する将門です。
ちょうど今、「メディアと文化(表象文化論)」という授業で、荒俣宏
さんの原作と実相寺昭雄監督の映画『帝都物語』を取り上げている最中。
まさに「将門」に触れていた時だったので、びっくりしました。
いやあ、その霊力は一向に衰えてはいないようです(笑)。
たたり恐れ?「首塚」残る
大手町の再開発計画
三井不動産などは11日、東京・大手町の三井物産本社ビル、旧プロミス本社ビルなど3棟を再開発し、超高層ビル2棟を建てる計画を発表した。敷地の一角にある「将門の首塚」は計画に含まれず、周囲は緑地にするという。「撤去しようとしたGHQ(連合国軍総司令部)の重機が横転した」など、たたりがあるという言い伝えがある。
首塚は東京都指定の文化財で、敷地は都の所有。平安時代の武将、平将門(まさかど)の飛んできた首をまつったとされる。道路に囲まれた四角形の開発予定地の中で、首塚の一角だけが切り取られたように抜け落ちている。三井不動産広報は「神聖で大切な場所と認識している」と話している。
計画では、2万900平方メートルの敷地に41階建て約200メートルと30階建て約160メートルのビルをつくり、オフィスやホテル、コンサートもできる多目的ホールが入る。投資額は約1700億円。(上栗崇)
(朝日新聞 2014.12.12)