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Channel: 碓井広義ブログ
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書評本: 和田 誠『ぼくが映画ファンだった頃』ほか

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映画も好きですが、映画に関する本も好きです。

中でも和田誠さんの『お楽しみはこれからだ―映画の名セリフ』(文藝春秋)シリーズ。

第1作目が登場したのは40年前ですが、ずっと愛読書です。

俳優や名場面のイラストも楽しいし、文章から映画が立ち上がってくるようで、堪りません。

和田さんの新しい映画本も楽しめます。


以下、週刊新潮に書いた書評です。

和田 誠『ぼくが映画ファンだった頃』
七つ森書館 2160円

神は細部に宿る。それは映画を語る際も同様だ。敬愛するワイルダーやヒチコックに関する文章はもちろん、タイトル、ポスター、伏線などの話も映画好きには堪らない。さらにジェイムズ・ステュアートとの対談までが収録され、贅沢な映画コラム集となっている。


松田賢弥
『絶頂の一族~プリンス・安倍晋三と六人の「ファミリー」』
講談社 1620円

本書には安倍晋三総理をめぐる6人が登場する。祖父・岸信介、父・安倍晋太郎、父の異父弟で叔父の西村正雄、晋太郎の隠し子(晋三の異母弟)といわれる男性、妻・昭恵夫人、そして母・安倍洋子だ。「昭和の妖怪」を源流とした血脈の呪縛が、今この国を動かしている。

(週刊新潮 2015.03.26号)

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