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Channel: 碓井広義ブログ
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産経新聞で、「マッサン」高視聴率について解説

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「マッサン」平均視聴率22・2% 
「ごちそうさん」抜き過去10年で最高 関西地区
28日に放送が終了したNHK連続テレビ小説「マッサン」の全150回を通じた平均視聴率が、関西地区で22・2%と過去10年で最高だった「ごちそうさん」の21・7%を超えたことが30日、ビデオリサーチの調べでわかった。関東地区では21・1%。

エリー(シャーロット・ケイト・フォックスさん)の死を乗り越え、理想のウイスキー造りを実現したマッサン(玉山鉄二さん)の姿を描いた最終回の平均視聴率は関西25・1%、関東23・2%だった。

昨年9月の初回視聴率が関西19・8%、関東21・8%と好スタートを切り、北海道余市町に舞台を移した中盤あたりからさらに人気を集め、週間ランキングの上位をキープし続けてきた。

当初、朝ドラ史上初の外国人ヒロインの起用が視聴者に受け入れられるかといった不安もささやかれたが、上智大学の碓井広義教授(メディア論)は「ふたを開けてみれば夫を支え続けた妻という構図がある意味で朝ドラの王道に乗った。企業の開発物語に偏らず、夫婦愛とのバランスを保ったことも、主要視聴者である女性の支持を得た」と分析。「ドラマのなかに伏線を張り、さまざまなキャラクターにスポットを当てたことも、視聴者を半年間飽きさせなかったのではないか」と話す。

視聴率が西高東低になった理由について碓井教授は「『カーネーション』のときもそうでしたが、関西の人々は架空の物語より実在の人物の生き方から何かを学ぼうとする傾向が強い。このことが視聴率の差につながったのでは」と推測している。

制作統括の桜井賢チーフ・プロデューサーは「大勢のみなさまにごらんいただき、心より感謝します」とコメントした。

(産経WEST 2015年03月30日)


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