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Channel: 碓井広義ブログ
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週刊新潮で、「八重の桜」新聞広告についてコメント

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NHK朝ドラ「あまちゃん」が目立ちすぎることもあるが、大河ドラマ「八重の桜」が、イマイチ盛り上がっていないようだ。

出来は決して悪くないのですが・・・。

前半の山場、全体の折り返し点ということで、NHKは新聞広告を打った。

で、週刊新潮の記事です。


「綾瀬はるか」銃撃戦で
じぇじぇ!「新聞広告」の窮地
猫も杓子もポストも現代も、NHK朝ドラ『あまちゃん』特集ばかり。陰に隠れたのが“八重さん”。綾瀬はるか主演の大河ドラマ『八重の桜』である。

会津藩出身で、幕末には自ら銃を取って新政府軍と戦い、後に同志社大学創立者・新島襄の妻となった八重の物語で、初回に21.4%だったが徐々に低迷。現在12~15%と苦戦中だ。

「今は局内でも『あまちゃん』の話でみんな盛り上がっている。大河は決して評判は悪くないけど、残念ながら数字がついてこないので・・・」(NHK関係者)

そんな中、6月29日(土)と30日(日)の読売新聞・番組欄を開いて、じぇじぇ!『八重の桜』の広告が目に飛び込んできたのだ。

29日は夕刊、1頁の3分の2を占める大きさで<会津は負げねえ>。30日は朝刊で、5分の1を占めて<今夜、その腕が目を覚ます>と、カラーで見せる。

これは30日放送・第26回の宣伝で、「その回から、前半最大の山場といえる会津・鶴ヶ城の攻防を迎えており、精魂こめて制作した番組をひとりでも多くの方にご覧頂きたいと考え、広告掲載しました」(NHK広報)

因みに広告価格は諸条件で変わるが、全国向け基本単価で推察すると合計4000万円?!

「ご指摘のような高額なものではありません」(同)だそうですが、受信料をつぎ込んだ結果は、「第26回は14%で、前週の12.9%から下げ止まった。でも前々週の14.8%には及びませんでしたね」(前出・NHK関係者)

効果薄だったのは、「綾瀬さんも好演し作品自体は良くできているが、ここ数週、会津藩衰亡の悲話が続いており視聴者が見ていて辛いのでは。八重の笑顔も暫く見ていません」とは、碓井広義・上智大教授(メディア論)。

「ただ、幕末を区切りに、後半の明治期は明るい話題も増えるでしょうから、巻き返せるかもしれません」

あまちゃんに負げねえ?

(週刊新潮 2013.07.11号)


・・・・記事冒頭の「猫も杓子もポストも現代も」に大笑いです。

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