読売新聞に、BPOに関する特集記事が掲載され、この中で、コメントしています。
記事の概要としては・・・
3月16日に、放送倫理・番組向上機構(BPO)の2015年度の年次報告会が開かれたこと。
放送倫理検証委員会、放送人権委員会、青少年委員会という3つの委員会の活動についての説明。
特に、NHK「クローズアップ現代」の演出を、あらためて批判したことが伝えられています。
以下は、記事の最後の部分です・・・
社会的影響
視聴者の身近な存在に
BPOの存在・発言の社会的影響も、この1年で高まった。
目立ったのが、所属事務所からの独立問題が取りざたされた5人組グループSMAPについて。フジテレビ系バラエティー番組「SMAP×SMAP」で活動継続を表明したことに関して、1月末までで約2800件の視聴者の声が寄せられた。全体でも2月までで2万567件と、前年度の1万6311件からすでに約4000件増加している。
一方で、放送倫理検証委員会がNHKの「クローズアップ現代」問題についての意見書で自民党や政府の対応を批判したことが波紋を呼んだ。
また、川端委員長がこの日の講演で、「電波停止」に関する高市総務相の発言を念頭に、憲法が保障する表現の自由についての発言を行った。
上智大の碓井広義教授(メディア論)は、「視聴者にとって、BPOが身近な存在になっている。理不尽なことがあれば、専門機関としてBPOが動いてくれるという認識が広まっているのでは」と話している。
(読売新聞 2016.03.29)