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サンデー毎日で、「ショーンKの今後」についてコメント

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経歴詐称 ショーンK
復帰のカギは“杉村太蔵キャラ”
米テンプル大卒、米ハーバード大ビジネススクール(経営大学院)修了――など、華麗な経歴のウソが明らかになった「ショーンK」こと、ショーン・マクアードル川上=本名・川上伸一郎氏(48)。出演中の「報道ステーション」(テレビ朝日系)など4番組、キャスター就任が決まっていたフジテレビ系報道情報番組を降板したが、経営コンサルタントの実績や整形疑惑まで取りざたされ、今や”泣きっ面に蜂”の状況だ。

「テレビ局は専門性や実績よりも『テレビ受けするかどうか』を重視しがちです。コメントも深い知見を感じさせる内容ではないし、彼の容姿や立ち居振る舞い、声の良さが各局を引きつけたのでしょう」(上智大の碓井広義教授=メディア論)

キャスターやコメンテーターの発言は時に世論形成にも大きく関わってくるが、昨今のテレビへの風当たりの強さから「局への抗議を避けるため、むしろ当たり障りのないコメントを求めている」(同)というニーズにマッチした面はあるようだ。

ともあれ、ここまで崖っぷちに追い込まれたショーンK氏。代償が大きかったが、復活の目はあるのか。

テレビ業界に詳しいライターの片岡亮氏は言う。

「復活はあるでしょう。というよりも、これで引退するわけにはいかないはずです。新番組を急きょ辞退したことで、ヘタをすると損害賠償を求められる可能性もありますから」

とはいえ、もはや報道系の番組での復帰は、ほぼ可能性ゼロ。となると、残された道は何なのか。

「『サンデージャポン』(TBS系)といった情報バラエティー番組に、元衆議院議員の杉村大蔵氏のように『文化人風タレント』として出演する手はありそうです」(片岡氏)

杉村氏といえば、〝小泉チルドレン〟の一人だったが、「〝いじられキャラ〟として、もはや国会議員だったことすら忘れられているのではないか。けれど軽薄トークの半面、株式投資などで資産形成するなど意外な面もあり、重宝されていますよ」(民放関係者)。

穏やかな低い声と渋い二枚目キャラのショーンKを思えば、180度の路線転換である。「皮肉にも今回の騒動で知名度、話題性は抜群になった。あとは彼を使う局があるがどうかですが、一度当たれば横並び意識の強い業界ですから、〝焼け太り復帰〟の目もあり得る話です」(同)

前出・碓井教授は言う。

「ただ、文化人風タレントはもはや珍しくもない。復帰しても、『節操がない』と捉える視聴者は少なくないでしょう。逆にテレビ離れに拍車がかかりかねない」

まだまだ前途多難なようで。

本誌・金澤 匠

(週刊サンデー毎日 2016年04月10日増大号)



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