$ 0 0 「週刊新潮」の書評欄に書いたのは、伝悦の詩人・吉増剛造さんの自伝です。 吉増剛造 『我が詩的自伝~素手で焔をつかみとれ!』 講談社現代新書 972円 「白馬、全円を破壊せよ、突破せよ」と、アジテーションのごとく綴られた衝撃の詩『古代天文台』。伝説の詩人が77歳にして自伝を上梓した。戦時下の幼年時代、60年代の詩壇デビュー、交友、詩作という冒険。その語り言葉は、長篇詩の朗読を聴いているかのようだ。 (週刊新潮 2016.06.16号)