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Channel: 碓井広義ブログ
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週刊新潮で、紅白司会「広瀬すず」についてコメント

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ウッチャンがアシストするも… 人選ミス?
ポカつづきだった「広瀬すず」紅白司会
この4月から放送開始の「なつぞら」ヒロインが早速の「炎上」。紅白歌合戦の紅組司会も任された広瀬すず(20)が、大舞台でやらかしてしまったのだ。

昨年の大晦日の紅白。欅坂(けやきざか)46がダンサブルで激しい曲を歌い上げ、会場を盛り上げた直後、その勢いを駆って広瀬はこう叫んだ。

「乃木坂46の皆さん、ありがとうございました!」

「欅坂」を「乃木坂」と言い間違える、痛恨にしてまさかの「坂ミス」――。

「直後から、彼女はネット上で批判に晒されることになりました」

と、芸能記者が説明する。

「『いきものがかり』の出番でも、司会者を含めて会場が一体となってタオルを振っている際、広瀬がそれをせずに冷めた感じで耳の飾りをつけ直している姿が映ってしまったため、彼女に対して『やる気ないのか』といった非難が巻き起こったんです。広瀬自身、放送翌日のブログで『ぐだぐだの司会だったと思う』と反省していました」

弱冠20歳にして、初めての生番組の司会。若干のミスは致し方ない気もするが、国民的歌番組で歌手名を間違えるという失態は、さすがに看過されなかった。
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ポカは誰のせい? 

「本番前は『大物ぶり』を見せていたんですけどね」

と、紅白の現場を取材した記者が振り返る。

「例えば12月29日に行われた司会3人の囲み取材の時、場慣れしたウッチャンと櫻井翔が答える場面が目立ったんですが、その間、広瀬は口をすぼめて他人事のように振る舞い、泰然自若としていました。そんな広瀬に、初司会にあたってウッチャンと櫻井に訊(き)きたいことはないかとの質問が出ると、『司会って、どこを見たらいいんですか?』と、ピントのずれたことを言っていた。彼女は天然ぶりが売りですが、まさに普段通りの姿で緊張しているようには見えませんでしたね」

先の広瀬の問いには、ウッチャンが「僕は歌手の人を見ています。基本はね」と答えて笑いに変えるアシスト。また櫻井が「この子、ドンと構えている」と評すると、ウッチャンは「(これまでも)緊張してませんでしたもんね」と混ぜっ返して場を和(なご)ませていた。

「ウッチャンは内心、もう少し緊張してもいいんじゃないかという意味で広瀬をイジったんだと思います。案の定、本番では緊張感が欠けたのかポカが続いてしまいましたね」(先の記者)

コンテンツビジネス業界について詳しいライターの松谷創一郎氏が解説する。

「広瀬が紅白の司会に抜擢されたのは朝ドラ『なつぞら』のヒロインに決まっているから。“NHKらしい”キャスティングと言えますが、年に1度の大舞台で、4時間半にも及ぶ生放送の司会を任せるには、彼女はあまりに若すぎます」

また、上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)はこう同情する。

「広瀬は臨機応変なトークができる子ではない。あくまでも、台詞があってこそ活きる女優です。その広瀬を紅白の司会として上手く機能させようだなんて土台無理だということは、NHKだって充分承知していたはず。むしろ彼女なりによく頑張ったと思いますよ」

今回のポカは彼女の責任なのか、それともNHKの人選ミスと言うべきなのか、何とも判然とせず……。

黒白はっきりしない紅白の顛末。

(週刊新潮 2019年1月17日号)

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