アマゾンに、
「ドラマへの遺言」のレビューが
アップされていました。
「いち読み手」さん、
どなたかは存じませんが、
しっかり読んでくださり、
きちんと感想を述べてくださったことに、
感謝いたします。
「いち読み手」さんのレビュー
5つ星のうち5.0
「対談集」なのに、どの逸話も、文句なしに面白い!
倉本聰氏のドラマを「リアルタイムで見たことがない」世代が、今となってはほとんどだろう。もしかしたら「なんか、えらい人らしいけど過去の人」と思われてさえいるかもしれない。そんな世代にでも、シルバー世代にでも、文句なしに面白いと思う。
この冊子は発売当日に購入した。脚本家倉本聰、という人物が一種の「どこでもドア」、博覧強記の人物であることがよくわかる一冊だった。いくつも登場する「とんでもない出来事」に対する氏の物事の捉え方が、実に柔軟でユーモラスで、大変失礼ながら、見直した。聞き手の大学教授も、自身がTVプロデューサーであったことから、知識も、聞く力もあることから、対談集なのに面白い(笑)。
この冊子の基になる日刊ゲンダイでの長期連載は、破天荒な内容で抜群に楽しく、周囲のメディア関係者は、ほぼ読んでいた、というか気にして話題にしていた。当然本になるだろうと、期待していたが(ハードカバーではなく)手軽な新書として登場させたのも、新潮社、粋だ。
2019年2月17日
ドラマへの遺言 (新潮新書)倉本聰、碓井広義新潮社