25日の日経MJ(マーケティング・ジャーナル)こと日経流通新聞。
「2013年 テレビCMトップ10 広告効果を識者に聞く」が
掲載されました。
年末恒例のアンケートに、今年もまた回答を寄せています。
まずは、その結果。
<2013年 テレビCMトップ10>
1位 SoftBank(ソフトバンクモバイル)
2位 TOYOTOWN編、ReBORN編(トヨタ自動車)
3位 ムーヴ(ダイハツ工業)
4位 ベトナムにも編など(大和ハウス工業)
5位 東進ハイスクール(ナガセ)
6位 ギャツビー(マンダム)
7位 NTTDOCOMO(NTTドコモ)
8位 au(KDDI)
9位 ロト7(全国都道府県、全政令都市)
10位 カップヌードル(日清食品)
・・・・この記事の中で、トヨタについてコメントしています。
2位のトヨタ「ReBORN」編はアニメ「ドラえもん」の実写版を継続した。運転免許を取ろうとのメッセージを託したCMについて、大学教授である碓井広義氏から「『クルマの免許、取りたくなりました』という学生も出てきた。若者の車離れの中で、効果あり」と称賛の声。
次に、ダイハツのムーヴ、法廷編。
「トホホな笑いなのに、このクルマの売りはしっかり伝わる」(碓井氏)
そして以下は、私が日経MJのアンケートに回答した、今年の「CM マイベスト10」です。参考までに。
「2013年のCM マイべスト10」
1位…日清カップヌードル(戦国時代)
今の日本も「グローバル化」という名の戦国時代かもしれない、
という共感。
2位…ギャツビー ヘアジャム(松田翔太)
「ヘアジャムじゃない」かどうか、見ればわかるのに、つい笑って
見てしまう。
3位…ROOTSそれでも前を(竹野内豊)
竹野内の2枚目半ぶり、プチ情けなさぶりが、カワイイ。
4位…鏡月(石原さとみ)
石原を起用したCMの中で、最も魅力的に見える。
「間接キスしてみ」にドキッ!
5位…ダイハツムーブ(法廷編シリーズ)
トホホな笑いなのに、このクルマのウリはしっかり伝わる。
6位…カロリーメイト(満島ひかり)
元々は歌の人だった女優・満島。
血の通った名曲「ファイト!」に胸が熱くなる。
7位…ゼクシィ(芸人プロポーズ)
見ている側がテレるかと思いきや、芸人たちが「いい男」に見えて
くるから不思議。
8位…トヨタ (ドラえもん)
「クルマの免許、取りたくなりました」という学生も出てきた。
若者の車離れの中で、効果あり。
9位…スニッカーズ(問題タレント起用)
「いたなあ、タトゥー」と当時の自分も思い出しつつ、苦笑いして
見てしまう。
10位…ユニクロ デニム(バレリーナ)
シンプルな表現で商品の機能と美しさの両方を訴求。
また、記事には「今後、売り上げ増やイメージアップに貢献しそうなタレント・有名人」のアンケート結果も載っています。
<売り上げに貢献しそうなタレント・有名人>
女性
1位 有村架純
2位 きゃりーぱみゅぱみゅ
3位 能年玲奈
4位 杏
5位 武井 咲
6位 綾瀬はるか
7位 浅田真央
8位 米倉涼子
8位 剛力彩芽
10位 小泉今日子
10位 北川景子
男性
1位 堺 雅人
2位 田中将大
3位 本田圭佑
4位 片岡愛之助
5位 嵐
6位 岡田准一
7位 役所広司
8位 西島秀俊
9位 東出昌大
10位 松田龍平
10位 福士蒼汰
・・・・そして以下は、先ほどの「CM マイベスト10」と同様、日経MJのアンケートに回答した際の「貢献しそうなタレント・有名人」です。
「貢献しそうなタレント・有名人 マイベスト10」
女性
1位 夏目三久
単なる女子アナでも、単なる女性タレントでもない、ヌエ的な魅力。
いわば「夏目三久」という一つのジャンルを生み出した。
2位 ももクロ
「AKB48」のライバルではなく、アナザーウエイとしての地位確立?
3位 有村架純
新鮮なのに、どこか懐かしいその笑顔には、ナンビトたりとも誰も
逆らえない。
4位 きゃりーぱみゅぱみゅ
派手なファッションやダンスと、素の彼女がもつ「真面目さ」「普通
感覚」の共存。
5位 大久保佳代子
世の女子たちが、大久保さんの「セルフ・プロモート力」から学べる
ことは多い。
6位 綾瀬はるか
美女なのにほんわか。美女なのにホッとさせる。
「天女系女優」と呼びたい。
7位 能年玲奈
トーク番組などで明らかになった「天然系女優」。
役柄であれば何にでも変身する。
8位 菅野美穂
いい人にも、悪女にもなれる。一途な女から、複雑怪奇女まで
演じられる。
9位 水原希子
韓国人とアメリカ人のハーフとして日本で大活躍。
いわば「芸能界の一人リムパック(環太平洋合同演習)」ですね。
10位 しずくちゃん
大人の計算など吹き飛ばす「ジス・イズ・子ども」ぶりに、大人も
降参しそう。
男性
1位 堺 雅人
「大奥」「半沢直樹」「リーガルハイ」、カメレオン俳優の力量は
まだまだアップする。
2位 バナナマン
ホットな笑いとクールな視点の両方を持っていることで、飽きられ
ない存在に。
3位 タモリ
「笑っていいとも!」終了により、「自由人・タモリ」のイメージを
生かすことが可能になった。
4位 田中将大投手
今や「世界のマー君」であり、どんな商品でもOKな汎用性をもつ。
5位 嵐
全盛期のSMAPを超える安定感。人気者だが、押しつけがましく
ない点がいい。
6位 東出昌大
「あまちゃん」「ごちそうさん」の朝ドラ連続起用で好感度アップ。
夫に良し、息子に良し。
7位 松田龍平
そこにいるだけで、他の誰でもない、ある「空気」を作れる貴重な
俳優さん。
8位 有吉弘行
最盛期に入ったにもかかわらず、守りの姿勢を見せない潔さ。
9位 香川照之
「日本のラッセル・クロウ」と呼びたいほどの圧倒的な存在感。
10位 片岡愛之助
歌舞伎という魔界に生息する異才を、「半沢直樹」だけでは
語れない。
・・・・さて、来年はどんなCMが、どんな出演者とキャラクターが登場してくるのでしょうか。