東京新聞で、「松本深志高」の文字を発見してびっくり。
懐かしい「地歴会」についての記事でした。
ふるさと発
つなげ「地歴会」のみち 長野・松本深志高
81年前に創部 こだわりの部誌発行
長野県松本市の松本深志高で、八十年以上の歴史を持つ部活動「地歴会」が、部誌「あぜみち」の第六十八号を発行した。OBに寄稿を頼み、製本するなど内容も見た目もこだわった。部員たちは「これをきっかけに入部したいと思ってもらえるような魅力的な部にしたい」と意気込む。(松本貴明)
地歴会は一九三九年に創部。個人や班で歴史や社会について文献やフィールドワークで調べ、部誌にまとめる。四〇年に第一号の「地歴會誌(ちれきかいし)」を発行。五四年発行の第四号の頃、「あぜみち」に改称したとみられる。ほぼ年一回のペースで発行してきた。
昭和後期の考古学が盛んな時期、部員は三十人ほどいたが、平成に入ると減少。二〇〇三年には部員ゼロで休部状態に。翌年は新入部員が入って活動が続いてきたが、今年三月末で部員は二年生三人のみ。二度目の廃部の危機を迎えた。
伝統ある部をなくしたくない-。部長の北沢乙葉さん(17)たちは、近年、簡素化されていた「あぜみち」を充実させようと考えた。読み応えのあるものを作って図書館などに置いてもらい、小中学生にアピールする狙いだ。
OBに寄稿を依頼し、早稲田大文学部教授や県副知事など六人が執筆してくれた。現役部員の原稿を含め、戦争孤児や安土桃山時代の武将、半世紀ほど前の地歴会の様子など内容は濃く、北沢さんは「満足いくものができた」と胸を張る。
本年度は二人の一年生が入部し、ひとまず廃部の危機は免れた。一人は入学後に過去の部誌を読んだことがきっかけ。副部長の永津幹一さん(17)は「地歴会の存在を知ってもらう活動をしたい」と力を込める。
今後は中学校の図書室や公共図書館に置いてもらうことを考えている。二百部発行し、一部は販売する予定。北沢さんは「部で切磋琢磨(せっさたくま)しながら歴史を調べることで刺激も生まれる。地歴会にはそういう場がある」と呼び掛ける。一部五百円、送料二百五十円。問い合わせは同校=電0263(32)0003=へ。
(東京新聞 2020.08.22)
部誌「あぜみち」、
もちろん
注文させてもらいました(笑)。
頑張れ、後輩たち!