細川を悪人に仕立てる露骨なイメージ操作
(中略)
細川―小泉のツーショット街頭演説には実は何千人もの聴衆が詰めかけている。しかし、テレビはそれを積極的に報じない。というより、都知事選の話題そのものを取り上げず、あえて選挙戦が盛り上がらないようにしているかのようだ。
シラけた無党派層が選挙に行かなければ、自公でガッチリ組織固めした舛添が勝つ。そういう魂胆なのだろうが、彼らの手口はあまりに露骨で悪質だ。
「何を伝えるかと同時に、何を伝えないかというのも報道です。今回の都知事選は脱原発が争点でもあり、東京の人だけの問題じゃないのに、『都知事選なんてあるの?』というくらい報道が少ない。
クローズアップされるのは佐川1億円です。猪瀬前都知事が退任に追い込まれた資金問題とは時期も状況も違うのに、細川さんを“悪人”に仕立て上げるイメージ操作が繰り返さているように見える。
それもジワジワではなく、露骨でむき出し。既得権益べったりのメディアの報道姿勢には異常な危うさを感じます」(上智大教授・碓井広義氏=メディア論)
(日刊ゲンダイ 2014.01.30)
・・・・1面の記事にもありますが、民主党で政権交代を果たした小沢一郎が、官僚の既得権益に切り込もうとして潰された時と、確かに
雰囲気が似てますよね。