いいタイトルだなあ。
坪内祐三『昭和の子供だ君たちも』(新潮社)。
確かに、昭和の子供だ僕たちは。
「新潮45」に連載されていた時も読んでいましたが、やはり、こうして通読するほうがズン!ときます。
坪内さん本人が「昭和の精神史だ」と書いていますが、私たちの世代(3歳違いですが)から、こういう本が出できたことに意味がある。
また、<「昭和の子供たち」の生きた時代の「定規」>というのも言い得て妙な1冊です。
今週の「読んで、書評を書いた本」は次の通りです。
宮部みゆき 『ペテロの葬列』 集英社
外山滋比古 『人生複線の思想』 みすず書房
* これらの書評は、
発売中の『週刊新潮』(3月6日号)
読書欄に掲載されています。