マウイ島は、もう30年以上も、毎年訪れている大切な場所です。
毎回、ラハイナ浄土院に寄らせていただきます。
浄土院では、亡き父だけでなく、お世話になった方々を思って、手を合わせます。
心の中で名前を挙げるのは、わが師と呼ぶべき人たちです・・・・
1人目は、中学時代の担任で、その後も40年以上も師事させていただいた、浜光雄(児童文学者・はまみつを)先生。
2人目が、テレビマンユニオンにおける大先輩、また母校・松本深志の大先輩、さらに私たち夫婦の仲人でもあった萩元晴彦さん。
3人目は、テレビマンユニオの新人時代から、誰も真似できない、その破天荒な仕事ぶりを近くで見させていただいた、プロデューサーの吉川正澄さん。
1983年にラハイナ浄土院でロケを行ったスペシャルドラマ「波の盆」のプロデューサーです。
4人目は、2006年に亡くなるまで、たくさんのことを学ばせていただいた実相寺昭雄監督。「波の盆」の監督でもあります。
また、師匠とは少し違いますが、「波の盆」で主役を務めてくださった、俳優の笠智衆さん。
つまり、ここハイナ浄土院は、30年前に、吉川さん、実相寺さん、
笠さんの3人がそろって立っていた場所なのです。
私は、「波の盆」以来、マウイが大好きになってしまい、この30年、
ほぼ毎年訪れるようになりました。ラハイナ浄土院の原源照先生ご夫妻との、ご縁のおかげです。
特に今年は萩元さんの13回忌であり、日本では昨日でしたが、こちらの時間では今日が命日の9月4日です。
いつも通り元気でマウイに帰ってこられたことを有難く思い、父と師匠たちに感謝しながら、合掌しました。