すっかり秋の空となったこの頃。
大学で、そしてテレビ界で接してきた大先輩の訃報が続いています。
藤田博司先生(元上智大学新聞学科教授)
10月5日逝去、享年77
1961年に共同通信社に入り、サイゴン(現ホーチミン)特派員、ニューヨーク、ワシントンの両支局長、論説副委員長などを歴任。上智大学教授や早稲田大学大学院客員教授なども務めた。著書に「アメリカのジャーナリズム」「どうする情報源 報道改革の分水嶺(ぶんすいれい)」などがある。2006年から今年3月まで、朝日新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」(PRC)の委員。
大山勝美さん(テレビプロデューサー)
10月5日逝去、享年82
32年生まれ。旧満州(中国東北部)で幼時を過ごし、鹿児島県の旧制中学で学んだ。57年に東京放送(TBS)入社。ドラマ「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」などの制作に携わった。92年に定年退職して制作会社カズモを設立、社長に。ドラマ「蔵」(NHK)、「長崎ぶらぶら節」(テレビ朝日)などを世に送り出した。テレビのあり方について積極的な発言を続けた。著書に「テレビの時間」など。
それぞれの分野における貢献とご指導に感謝し、お二人のご冥福をお祈りいたします。
合掌。