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Channel: 碓井広義ブログ
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今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.07.01

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先日、とても面白く読んだのが、平敷安常『アイウィットネス〜時代を目撃したカメラマン』(講談社)です。

で、書評の原稿を書く前に、遡って前著も読んでみようと、大宅賞受賞作『キャパになれなかったカメラマン』(講談社)を入手。

上下2冊だが、これまた一気に読んでしまった。

とにかくベトナム戦争の“現場”で、スチルカメラではなく、ムービーを回していたんだから、すごい。

そしてまた、平敷さんが当時をよく記憶していること。

臨場感がハンパじゃない。

落ちてくる砲弾のことを、「イン・カミング(IN COMING)」と呼ぶことを知りました。


今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

高杉 良 『第四権力〜スキャンダラス・テレビジョン』 講談社

別役 実 『東京放浪記』 平凡社

高橋敏夫、田村景子:監修 『文豪の家』 エクスナレッジ

山田宏一 『映画 果てしなきベスト・テン』 草思社

井上章一:編 『性欲の研究 エロティック・アジア』 平凡社

鹿島田真希 『暮れていく愛』 文藝春秋

樋口州男:編著 『史料が語るエピソード 日本史100話』 小径社

* 書いた書評は、
  発売中の『週刊新潮』(7月4日号)
  読書欄に掲載されています。


・・・・高杉さんの小説『第四権力』の舞台はテレビ局。

しかも読めば、「ああ、あそこの局がモデルか」とすぐわかる(笑)。

興味のある方は、どうぞ。


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