
発売中の「サンデー毎日」最新号に、「一億人の戦後史」というシリーズが掲載されています。
今週は「昭和30年代編」。
この中の、坂本九さんに関する記事で解説しています。
記事タイトル:
上を向いて歩いていたら大当たり
坂本九「スキヤキ・ソング」
・「モダンなアメリカン・スタイルで歌っている」というのが、アメリカのレコード専門誌「キャッシュ・ボックス」編集長による坂本九評。
・1963年(昭和38年)のアメリカで、坂本九さんの「上を向いて歩こう」が「スキヤキ・ソング」として大ヒットした。
・外国語で歌われた外国の歌が、アメリカでナンバーワンになったのは初のことだった。
なぜアメリカでこれほどのヒットとなったのか。上智大文学部の碓井広義教授(メディア論)が語る。
「64年の東京五輪へ向けて、世界の目が日本に注目し始めていたことが大きいでしょう。高度経済成長期の日本の勢いと、その背景にある歪(ひず)みが少しずつ現れていた当時。時代の応援歌として私たちの背中を押してくれるような歌でした」
・その後もヒットを続けた九ちゃん。
・当時の「サンデー毎日」にも登場し、ニキビが魅力だというファンの声を伝えている。
・1985年(昭和60年)、大阪へ向かう日航機事故に遭遇し死去。43歳の若さだった。存命であれば、いま74歳のはずだった。
(サンデー毎日 2015.02.15号)