「週刊アサヒ芸能」で、月9などフジテレビのドラマについてコメントしました。
その部分のみ、抜粋しておきます。
※ 月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」について・・・
元テレビプロデューサーで上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏はこう指摘する。
「ストーリーを聞いただけで、情けないほど薄っぺらなバブル感が漂います。月9枠は昨年も酷くて、福山雅治さん主演の『ラブソング』はヒロインとの年齢差が離れすぎて恋愛ドラマとしてリアリティがなかった。
視聴者の目は肥えていますから、まず大事なのはどれだけ練られた脚本なのかということです。今回のように陳腐な話とチープな役者では‥‥。
西内さんも、月9のヒロインとしては弱い。出演者ありきで物語を乱造するフジと、視聴者の感覚は大きくかけ離れている。若い世代には、『いまだに月9〝なんか〟見てるの?』と嘲笑される“看板”になってしまった」
※ ドラマ「嫌われる勇気」で、日本アドラー心理学会が抗議した件について・・・
「アドラーの言葉を無理やり散りばめて役者に言わせるから、アドラー心理学が安っぽく見えるんです。これでは歪曲され、誤解されたまま伝わるので、怒られても仕方ないでしょう」(前出・碓井氏)
(週刊アサヒ芸能 2017.03.09号)