数学が得意ではない(いや苦手な)私でも、ポアンカレの名前は知っている。
有名な「ポアンカレ予想」がどんなものかは、知らないけど(笑)。
で、その天才数学者の「ひ孫」が主人公のミステリーと聞けば、やはり気になる。
レナード・ローゼン「捜査官ポアンカレ〜叫びのカオス」(ハヤカワ・ミステリ)だ。
主人公はインターポールのベテラン捜査官。
著者も大学で教鞭をとった後、この作品で作家デビュー。
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞にノミネートされたという。
旅の友として、かなりスグレモノだ。
今週の「読んで、書評を書いた本」は、次の通りです。
蔵前仁一 『あの日、僕は旅に出た』 冬幻舎
長岡弘樹 『教場』 小学館
椎名 誠 『風景は記憶の順にできていく』 集英社新書
塩沢 槙 『百年のしごと』 東京書籍
* 書いた書評は、
発売中の『週刊新潮』(9月12日号)
読書欄に掲載されています。