ポスト「有働アナ」は誰?
あさイチ降板でNHKの“玉突き人事”
NHKの“顔”、有働由美子アナウンサー(48)が、2010年3月から司会を務める「あさイチ」を今年3月一杯で“卒業”する。
視聴率10%前後を維持する「あさイチ」は、民放のワイドショーにとって“目の敵”。憎き有働の“異動”は、視聴率勢力図が変わるかもしれない一大事である。
そんな重責を担うポスト有働は誰か? NHKから聞こえてくるのが、タモリの紀行バラエティ番組「ブラタモリ」で16年4月から同行相方を続ける近江友里恵アナ(29)だ。
「近江さんは出しゃばらず、タモリさんを立てられる機転がある。十分通用するでしょう。『ブラタモリ』の相方は、いまや“女子アナ出世コース”ともいわれています。『ニュースウオッチ9』の桑子真帆さんもその一人です」
そう語るのは、女子アナウオッチャーの高島恒雄氏。
さてそうすると、近江アナの後の「ブラタモリ」の相方は誰かとなるわけだが。
「私はズバリ、『ダーウィンが来た!』でナレーションを務める、29歳、和久田麻由子アナと読んでいます。彼女は4年前、民放とNHKが共同で行ったイベント『ハミテレ』で各局若手アナが揃う中、NHK代表を務めていました。東大経済学部卒の美人。でも気さくな感じで好感度が高い。まぁ和久田さんの対抗馬をあえて挙げるとするなら、『あさイチ』リポーター役の、31歳、佐々木彩アナ辺りでしょうか」(同)
ところで、では当の有働サンの今後はどうなる?
上智大学教授(メディア文化論)の碓井広義氏はいう。
「婚活するのか、趣味を充実させるのか分りませんが、彼女がNHKを辞めることはないでしょう。局も彼女を最大限に遇するはず。案外、報道系番組のキャスターなどに抜擢されるのではないかと見ています。視聴者に寄り添い、伝えるべきことを伝えられる。今のNHKの報道にもっとも求められているバランスですから」
4月になされるNHKの番組改編、あっと驚く人事が待っているかもしれない。
(週刊新潮 2018年1月18日号)