17日夜に放送された、NHKスペシャル「成長か、死か 〜ユニクロ 40億人市場への賭け〜」を見た。
今年、初めて売上高1兆円を超えたファーストリテイリング。衣料品チェーン「ユニクロ」を展開し、年々売り上げを伸ばしている。その原動力となっているのが海外での大量出店。年間150店舗という驚異的なペースで出店を続けている。ユニクロがグローバル展開を急ぐ背景には、世界で激化するファストファッション競争がある。日本ではトップのユニクロも、ZARA(スペイン)やH&M(スウェーデン)といったライバルに及ばず現在世界4位。柳井社長は、同じことをしても追いつけないと新たな戦略に打って出た。その一つが「ベースオブピラミッド(BOP)」と呼ばれる世界最貧国市場への進出。今年7月、ユニクロは競合他社に先駆けてバングラデシュに店をオープンさせ、Tシャツ一枚230円という破格の安さで勝負に出た。最貧国の一つバングラデシュでビジネスを成功させることができれば、アフリカなど世界中どこでも商売ができると語る柳井社長、「2020年に世界4,000店舗、売上高5兆円」という目標を掲げ、世界ナンバーワンを目指す。番組では、ユニクロのバングラデシュ出店戦略に密着。新たなマーケットを切り開く最前線を追い、グローバル市場での苛烈な競争にしのぎを削る日本企業の姿をドキュメントする。
・・・・バングラデシュだもんなあ。
女性が外で着るのは民族衣装が中心。
そこに進出するわけで、ユニクロ側の戦略通りにはいかない。
トライ&エラーの過程を、かなり見せていた。
柳井社長が、これだけの取材を許可した意図は、当然ある。
それを考慮しても、十分に面白い。
Nスペ「素数の魔力に囚われた人々 リーマン予想・天才たちの150年の闘い」で、科学ジャーナリスト賞2010を受けた、植松秀樹ディレクターによる1本でした