25日(日)の「TBSレビュー」、
テーマは
「がっちりマンデー!!」〜経済バラエティを考える
でした。
以下は、
お話させていただいた内容の概要です。
経済番組の難しさについて、碓井は「経済とお金がらみの部分で、お金について語ることは品がなく、恥ずかしいと刷り込まれている部分がある。だから、そういうハードルを超えていく難しさがある」
ここで、「がっちりマンデー!!」がどのような番組なのか、ある企業の儲かる秘密を紹介する社長さんシリーズが流れた。この日、取り上げた「オイシックス」とは食品の宅配会社だ。
会社の要の一つとして野菜のバイヤーが紹介された。この会社では購入だけでなく、生産者と野菜の開発も手掛ける。
この番組のプロデューサーである大松さんは、番組のコンセプトを聞かれ「もともとは儲かっている人に学ぼうというコンセプトだった。どうやったら楽しく分かりやすく興味を持って見てもらえるのか考えて、”儲かる”をキーワードに番組を作ってる」
また、番組制作については「裏側にある会社や社長の考え方が伝わるように心がけている」。
この番組について、碓井は「番組全体が基本的には成功物語だと思う。成功物語は見ていて気持ちいいし明るい気分になれるので、それが大きいと感じた」
続いて紹介するのは、マニアックな製品や身近なものを扱う事業などにスポットを当てる儲かるビジネス。
取材やリサーチについて聞かれると、大松さんは「ネットとかで出てこないこともあるので、国会図書館に行ったりとか専門的な業界紙みたいな所に資料を見たりとかして探してくる」
これに、碓井は「この番組を見ていて感心することが2つある。1つは視点。ものの見方みたいなものを提示してくれる。あと1つはキャッチコピー。例えば、誰もが見たことあるけど中身は知らないであったり、名前が分からないけど儲かってるぞみたいな、これから見せようとしているものがどういうものなのか上手いキャッチコピーで示してくれる」
大松さんは「がっちりマンデー!!」の展望について、「ソフトバンクやトヨタなど、まだ番組に出ていない会社などもあるため、番組としてぜひ取材したい」
経済バラエティの今後について、碓井は「色々な社会現象は経済問題に関わっている」とした上で、「日曜日にヒントをもらって月曜日に動き出せるコンセプトを評価するとともに、そういった視聴者の好奇心にこれからも応えてほしい」と話した。