発売中の「サンデー毎日」が、春の新番組に関する記事を掲載した。
題して、春の新番組に「異議ありっ!」
この中で、コメントしています。
記事は、まずフジテレビ「バイキング」を話題にしていて、「誰が中心の番組なのかわからず、中途半端」に始まるペリー荻野さんのコメントが載っています。
続いて、私の部分・・・・
メディア論を専門とする上智大・碓井広義教授の評価も、かなりの辛口だ。
「生放送である必要性がまったくありません。収録したものを流し、時間がなく、慌てて次のコーナーへ行くという段取りの悪さも目立つ。『いいとも』と同じナマでやることに精いっぱいで、新鮮味に欠ける対処療法的な番組です。出演者も、空いている人を取りあえず集めてきた印象です」
・・・・記事はこの後、TBS「あさチャン!」やら、NHK朝ドラ「花子とアン」やら、テレビ東京「なないろ日和!」(ってタイトルも何だかなあ)などに触れてから、テレビ朝日の2番組へ・・・・
このほか、気になる新番組としては、池上彰と林修の解説番組がテレビ朝日でそれぞれスタートする。「ここがポイント!池上彰解説塾」(毎週月曜)と「林修の今でしょ!講座」(毎週火曜)がそれ。
現場取材を中心として、博学2人がどこまでニュースや知識の真髄に迫れるか。
「情報が氾濫している現代、池上さんが単発でなく毎週ニュースを解説してくれるのは注目に値する」(前出・碓井教授)
桜も番組も、花はそれぞれ。果たして満開に咲き誇るのはどの番組か。くれぐれも散り急がないよう、祈るばかりである。(ジャーナリスト・高城龍二)
(サンデー毎日 2014.04.20号)
<参考>
「バイキング」またまた最低記録更新 視聴率3・1%に
9日放送のフジテレビの昼の情報番組「バイキング」(月〜金曜前11・55)の視聴率が3・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。番組の最低記録となった。
国民的番組「笑っていいとも!」のからバトンを受け1日にスタートしたが、今週に入り7日は4・5%、8日が4・4%といずれも最低記録を更新。9日放送分でさらに激減した。水曜のMCは「おぎやはぎ」が担当。
同時間帯の日本テレビ「ヒルナンデス!」は6・3%、TBS「ひるおび!」6・8%、テレビ朝日「徹子の部屋」は4・1%だった。
(スポニチ 2014.04.10)