池井戸潤さんの「不祥事」は、最近、新装版が出ましたが、元々は約10年前に出た連作短編集です。
珍しく女性が主人公で、しかも銀行員。
それなりに楽しめる一冊です。
銀行は池井戸さんの元・職場であり、小説の舞台としてもよく登場します。
ドラマ「半沢直樹」の原作となった「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」もそうですね。
さて、「不祥事」をドラマ化したのが、日本テレビの「花咲舞が黙ってない」。
今夜(もう昨夜か)、1回目(原作「過払い」)が放送されました。
主演は、「ごちそうさん」の杏。
事前のPRでは、まるで「女性版・半沢直樹」みたいにモウレツなアピールが行われていましたが、原作を読んでいたので、「そんなふうにはならないよなあ」と思っていました。
で、実際に、そんなふうじゃなかった(笑)。
「花咲舞」は、「半沢直樹」に非ず。
いや、別に「非ず」でもいいんです。
「半沢直樹」に便乗しようとしてきた日テレがいけないわけで(笑)。
あれはあれ、これはこれ。
銀行っていう舞台は珍しいかもしれませんが、いわゆる、ひとつの、フツーの「OLドラマ」ですね。
特に、いいも、悪いもありません。
決して、「半沢直樹」の時みたいに社会現象になったりはしないので(笑)、のんびり視聴すればいいと思います。
私は、20年前からご縁のある上川隆也さんが出ていなかったら、見なかったかもしれません。
その上川さんには申し訳ないけど、多分、来週からは、見ないなあ(笑)。