発売中の「東京人」7月号が素晴らしい。
特集「ガロとCOMの時代 1964−1971」。
もちろん今どきの学生さんに、いきなり「ガロとCOM」と言っても困惑するでしょうが(笑)、ある世代以上は確実に反応するはず。
ガロもCOMも、私よりも少し上の、兄貴分たちが軸かもしれません。
でも、“遅れてきた”私たちの世代も十分影響を受けています。
ページをめくると、なんと!「ねじ式」つげ義春のインタビューが。
他に真崎守、竹宮恵子など懐かしい名前が登場。
川本三郎さんの寄稿「二つの青春が重なりあった幸せ。」も嬉しいですね。
保存版の一冊です。
そして、今週の「読んで書評を書いた本」は次の通りです。
伊東 潤 『天下雷動』 角川書店
村上春樹 『女のいない男たち』 文藝春秋
なべおさみ 『やくざと芸能と〜私の愛した日本人』 イースト・プレス
黒澤和子:編 『黒澤明が選んだ100本の映画』 文春新書
鈴木洋仁 『「平成」論』 青弓社
中山康樹 『キース・ジャレットを聴け!』 河出書房新社
* これらの書評は、
発売中の『週刊新潮』(6月19日号)
読書欄に掲載されています。