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Channel: 碓井広義ブログ
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女性セブンで、「あまちゃん」についてコメント

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電車の中、向いの席に座った女子高生3人組の元気なおしゃべりが聞こえてきた。

部活の夏合宿の練習量がハンパじゃない、みたいな話らしく・・・・

すると、その中の一人が、本当に「じぇじぇ!」と言ったのだ(笑)。

いやあ、「あまちゃん」はすっかり社会現象になっているようです。

今週月曜発売の「週刊ポスト」もそうでしたが、発売中の「女性セブン」最新号で、「あまちゃん」についてコメントしています。

特集タイトルは、『あまちゃん』 じぇっ!な裏ネタ大公開!

雑誌の世界でも、今、「あまちゃん」は外せない企画ということでしょう。




この「女性セブン」の記事では、泉麻人さん(作家)、豊崎由美さん(書評家)などがコメントしていますが、私の部分は以下の通りです。


80年代はポピュラー文化の宝箱だ
上智大学教授(メディア論)・碓井広義
朝晩2回見るという碓井さんは80年代の再現に注目する。

「80年代は日本のカルチャー史におけるお宝の時代です。しかも60年代のように遠すぎず、90年代のように近すぎない。『あまちゃん』はそんな宝箱から音楽など珠玉のアイテムを取り出しています」

当時、流行した大ヒット映画をなぞったシーンが好きだ。

「種市先輩に告白したアキが恋叶わず、叫びながら堤防を自転車で疾走するシーン。堤防の縁から自転車が宙に舞い、そのまま空に向かって飛んでいきます。映画『E.T』(82年)そのまんまの場面に思わず笑いながら拍手しました」




それから、「爆笑パロディー」というコーナーには、次のようなものが並んでいます。

●アマーソニック(アマソニ)
 海女カフェで開かれた「海女のフェス」ことアマーソニックは、毎夏開かれるロックの祭典「サマーソニック(サマソニ)」のパロディ。

●「潮騒のメモリー」
 アキとユイが熱唱する「潮騒のメモリー」の歌詞はチェッカーズ、南紗織らのパロディだらけでわかる人はニンマリ。小泉今日子「渚のハイカラ人魚」へのオマージュとして「マーメイド」も登場する。

●「封鎖だ!」
ユイの東京行きを阻止するため、大吉(杉本哲太・47才)が「国道45号線、封鎖だ!」と叫ぶシーンはまるで、映画「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の織田裕二(45才)そのもので、かっけー!

(女性セブン 2013.7.4号)




こうしたパロディは掲載分の他にもたくさんあって、挙げきれないほどです。たとえば・・・・

■海女カフェの建設シーン
漁協組合を海女カフェに作り替えたシーンでは、『大改造!!ビフォアーアフター』のテーマが鳴り響いた。改装後は「ビフォア」と「アフター」を比べ、「何ということでしょう」との名ナレーションまで。

■ヒロシです
ユイの兄・足立ヒロシは元々引きこもりの暗い青年だ。スナックに現れ、「ヒロシです」と名乗った時に流れたのは、お笑い芸人ヒロシが使う映画「ガラスの部屋」のテーマ曲だった。

■GMT47
東京編で本格始動するGMT(じもと)47の元ネタはどう見てもAKB48。となればプロデューサーはあの人?


・・・・そうそう、アマーソニックで、アキとユイの前座としてクイーンのフレディの扮装で大暴れした花巻珠子(伊勢志摩)の「アキ、いいあんばいに温めといたぞ」というセリフも爆笑モノでした。


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