昨日(水)発行の日刊ゲンダイ。
その1面から2面は、自民政権関連の記事でした。
このまま自民政権のままでいいのか
政府批判をしない言論も重大な問題
都議選を受けて、「参院選も楽勝」ムード。
自民党の選挙公約に並ぶ荒唐無稽な数字。
特に、「アベノミクス自画自賛」に対する鋭い批判等々。
そして記事は、「アベノミクスの危険な側面をてんで伝えようとしない言論機関もひどいものだ」と、メディアのあり方に触れていきます。
特にテレビのワイドショーが、株やマンションの特集を組んで、アベノミクスに悪乗りしていることを指摘。
京大准教授の佐藤卓己さんたちによる「ふわっとした<支持>の危うさ」「アベノミクスは砂上の楼閣」という言葉に続いて、私のコメントになっています・・・・
こうしたムードを“演出”しているのが、大メディアなのである。
「ためになるけど耳に痛い話より、明るくて楽しい話にチャンネルを合わせたくなる。それが視聴者心理というものです。テレビはそれに迎合していて、番組を制作している。
経済政策のリスクや問題点をキチンと伝えない無批判な政治バラエティーは、結果的に政権応援になる。テレビはそれを自覚すべきです」(上智大教授・碓井広義氏=メディア論)
(日刊ゲンダイ 2013.06.26)
・・・・テレビが小泉改革の問題点をクローズアップしたのは、リーマンショック後に公園に派遣労働者があふれるようになってからだったという事実がある。
記事の最後は、このまま「ふわっとした支持」が続いて、参院選も自公が圧勝した場合、1、2年後の日本が怖くなる、と結ばれています。