発売中の「週刊ポスト」最新号は、なんと、3週連続で「あまちゃん」特集。
「行けるところまで行こう」ってことなんでしょうが、この「喰いつたら離さないぞ」という根性が、いっそアッパレです。
というわけで、私も3週連続でコメントしました(笑)。
以下は、私が話をさせていただいた部分です。
全体は、これまた例によって、本誌をご覧ください。
毎週お騒がせします。
知りたくない人は読まないでください
じぇじぇじぇ!の第3弾
「あまちゃん」ネタバレ<秘>情報
この伏線はこう読め
宮藤官九郎氏の脚本の特徴といえば、クスクス笑える小ネタとともに、各所に巧妙な伏線が仕掛けられていること。その伏線が今後、どのように回収されるかが、物語の展開を左右する。
視聴者の心に引っ掛かっているあのシーンは、今後、どう生かされるのか。専門家やファンが解き明かす。
●よしえは震災後に地元ラジオのパーソナリティに
「駆け落ちか?」「だとしたら誰と?」と、さまざまな憶測が飛び交うよしえの失踪。その真相は謎のままだが、上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏はさらにその先を読む。
「元アナウンサーの彼女は、家計を助けるためにFMラジオで仕事を始める。3・11の際にラジオがどれだけ地元の人たちを元気づけたかを考えると、震災のシーンの後、よしえが被災地の方たちにラジオで呼びかけるのでは」
●震災後、春子・正宗、六郎・かつ枝、大吉・安倍ちゃんが
元サヤに
「震災後は、夫婦論、共生論がテーマのひとつになる気がする。春子と正宗、離婚と結婚を繰り返している漁協の組合長(でんでん)とかつ枝(木野花)、そして駅長・大吉(杉本哲太)と安部ちゃん。震災をきっかけに、離れていた元夫婦がすべて元サヤにおさまると思う」(碓井氏)
●『いつでも夢を』で海女バンド結成
『あまちゃん』では、シーンごとに流れる音楽も何やら意味ありげ。
碓井氏は震災後、海女たちが音楽で復興に貢献すると見る。
「弥生(渡辺えり)は歌がすごくうまいし、花巻さんのポップカルチャーに関する知識もすごい。春子も北三陸にいる。海女〜ソニックじゃないけれど、北三陸の再生は、海女たちの音楽を軸に展開されていくのでは。海女たちが浜辺に行く時に必ず流れていた『いつでも夢を』の大合唱で終わる感じかもしれない」
(週刊ポスト2013年7月12日号)
・・・・あくまでも、独断と偏見の妄想的予測であります。
実際の展開がどうあろうと、ご容赦ください(笑)。