日経MJ(流通新聞)に連載しているコラム「CM裏表」。
今回は、三井住友海上「はじめてのハイウェイ」編について書きました。
三井住友海上「はじめてのハイウェイ」編
左右の車線変更 冷や汗の大冒険
クルマの免許を得たのは18歳の時だ。大学近くの自動車学校には同じクラスの学生も通っていた。
2浪したという同級生は無免許での運転経験が豊富だったらしく、仮免許取得までが実に早かった。
しかし高速道路での教習中、何とスピード違反で白バイに捕まってしまう。教官が一瞬居眠りをした際の珍事だった。
免許を取ったばかりの“新米”にとって、特に高速道路は敷居が高い。進入路から本線に加わることも、左右への車線変更も、インターチェンジでの合流も、そのすべてが大冒険である。
ましてや助手席に川口春菜さんのようなカノジョが乗っていたら、いいところを見せたいという思いと運転技術との落差で、冷や汗が止まらないはずだ。
運転は習うより慣れろ。いや習ってから慣れろだ。でも、自動車保険は入っておこうね。
仮免でスピード違反の彼は、確か地方の建設会社の後継ぎだった。今ごろ、どんな運転をしているのだろう。
(日経MJ 2015.11.23)