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レオナルド・ディカプリオ主演の「レヴェナント:蘇えりし者」を観てきました。
監督は、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・G・イニャリトゥ。
アカデミー賞の主演男優賞、監督賞、撮影賞の3つを獲得しています。
アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。
観る前は、「なぜ今、こういう作品を作ったんだろう」といった疑問もあったのですが、作品の圧倒的な迫力で、どこかに吹っ飛んでしまったような・・・。
森の中というか、森の奥というか、自然の凄まじさを背景に、おびただしい暴力、血、死が描かれていきます。
また、極限においてこそ表出する、人間の本質みたいなものも。
これが、結構怖い。
ディカプリオは、とにかく、「よく頑張りました」とホメたくなります。
アカデミー賞、よかったね、です。
それから映像がいい。
撮影監督のエマニュエル・ルベツキは、これを「自然光」で撮ったそうですが、ディカプリオたちのすぐ隣にいるような臨場感がハンパじゃなかったですね。
全体として、「うーん、映画だなあ」と、「映画ならではだなあ」と、思わせてくれる1本でした。