$ 0 0 つかの間の“ローマの休日”に、終りが近づく。 本来の世界と立場に戻らなくてはならない、アン王女(オードリー・ヘプバーン)。 彼女を戻したくはないが、それができないこともわかっている記者、ジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)。 狭いアパートの一室で、2人は別れを惜しむ。 そして、ジョーが静かに言うのだ。 「ままならないのが人生さ」 ――映画『ローマの休日』