「春ドラマ」について、取材を受けました。
で、以下のような話を・・・・
まず、全体の印象。
まだ放送が始まっていないものもあるのですが、冬クールに比べて元気な雰囲気がある。
いいことです(笑)。
ざっと見渡して、刑事ドラマが多い。
いや、同クールに7〜8本は多過ぎでしょう。
ちょっとした粗製乱造かも。
しかも、他との差別化を狙って「特殊」とか「特別」とか、普通の警察・刑事とは違うんだよ、という具合にしたけど、今度は「特殊」や「特別」の横並びになっちゃった(笑)。
そんな刑事ドラマ乱立の中で、抜きん出ているのは、「MOZU」(TBS)ですね。
WOWOWとの共同制作で、傑作「ダブルフェイス」のキャスト・スタッフが再集結。
初回の出来も上々で、これは明らかにレベルが違います。
それから、刑事物が大量にあるので、逆に視聴者の目がそれ以外に行くんじゃないだろうか。
たとえば、
高校野球ドラマ「弱くても勝てます」(日テレ)。
医者物にして復讐譚「アリスの棘」(TBS)。
などを面白く見ました。
また、路線を変えたフジの月9「極悪がんぼ」。
ひどい、いや、すごいタイトルだ(笑)。
初回の演出は、さすが大御所・河毛俊作でしたし、尾野真千子もいい味出してるのですが、夜9時じゃなくて、10時とか、11時とかだとぴったりなのに、とも思いました。
いずれにせよ、今週ようやく始まるいくつかも含め、やはり全体として、凍えた冬クールより元気なことは確かです。