先月19日に、イラストレーターの安西水丸さんが亡くなった。
享年71。
「週刊朝日」最新号の表紙は、追悼の意味で、水丸さんの作品で
飾られている。
そして、<1回だけの「村上朝日堂」復活!>の文字も見える。
本当に、「1回だけの」というか、本当にこれが最後なんだろうなあ。
「村上朝日堂」シリーズは、大好きな連載だった。
文:村上春樹、え:安西水丸。
文章もだけれど、水丸さんの「え」、つまりイラストが心地よかった。
村上さんは、刊行予定の「セロニアス・モンクのいた風景」という単行本(読みたい!)の表紙を、水丸さんに依頼していたそうだ(見たかった!)。
嵐山光三郎さんの連載「コンセント抜いたか」でも、水丸さんに触れている。
水丸さんはカレーが好きだったそうだ。
日曜は、カレーにしてみよう。
合掌。
今週、「読んで書評を書いた本」は次の通りです。
緒川 怜 『迷宮捜査』 光文社
瀬戸川宗太 『思い出のアメリカテレビ映画』 平凡社新書
佐藤卓己 『災後のメディア空間』 中央公論新社
塩澤実信 『昭和のヒット歌謡物語』 展望社
* これらの書評は、
発売中の『週刊新潮』(4月17日号)
読書欄に掲載されています。