発売中の「週刊新潮」最新号に、「花子とアン」に関する特集記事が掲載されました。
この中で解説しています。
タイトル:
『花子とアン』の「白蓮」で火がついた人妻たちの「駆け落ち願望」
記事のポイントとしては・・・・
・『花子とアン』の好調ぶり
・柳原白蓮をモデルにした葉山蓮子が話題
・実際の「白蓮事件」
などが並びますが、中心は「白蓮事件」という大正期を代表する不倫スキャンダルの話です。さらに・・・・
・白蓮の夫だった伊藤伝右衛門の、九州にある旧邸の来場者急増
・吉田潮さん(ライター)が、女性の「駆け落ち願望」についてコメント
・片山珠美さん(精神科医)が、「自己実現願望」についてコメント
などが続きます。
そして、私のコメント部分は・・・・
碓井広義・上智大学教授(メディア論)も、
「実はさわやかなヒロインであるはなも、妻のいた男性と不倫の末に結婚しています。このドラマでは、身分や家柄といった厳格な社会制度の縛りの中で恋愛することの困難さと、それを必死に乗り越えようとする人物たちが描かれている。
何でもありの自由な世の中になったことで、かえって“制約の中の恋愛”に憧れを抱く視聴者も多いのでしょう。そして、はなも蓮子も“女性の自立”の先駆者としても支持されている」
(週刊新潮 2014.07.31号)