映画「グランド・マスター」を見た。
ウォン・カーウァイ監督の新作。
主演はトニー・レオン。
そう聞けば、やはり見たくなりますよね。
私も楽しみにしていました。
『ブエノスアイレス』『マイ・ブルーベリー・ナイツ』などの鬼才ウォン・カーウァイが、おそよ6年ぶりの監督作として放つ美しくも切ないアクション・ドラマ。中国拳法の中でも有名な詠春拳の達人にして、ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マンが織り成す激闘の数々を活写する。イップ・マンにふんする『レッドクリフ』シリーズのトニー・レオンを筆頭に、チャン・ツィイー、チェン・チェンといった中国圏の実力派スターが結集。ウォン・カーウァイ監督ならではの映像美がさく裂する格闘描写にも目を見張る。
うーん、何なんだろう。
困ったなあ(笑)。
「格闘描写」には文句ありません。
スローモーションもカッコよく決まっています。
ただ、見せ場としての武闘シーンをいくつ重ねてもらっても、肝心のストーリーが見えない(笑)。
雰囲気は良さげなのに、物語があやふやなままなのだ。
正直言って、眠くなります。
映画は、まずストーリーであり、物語ですから。
トニー・レオンがいて、チャン・ツィイーもいて、ウォン・カーウァイが撮って、この退屈さ(笑)。
残念な1本でした。