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Channel: 碓井広義ブログ
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今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.06.23

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ご存知、和田誠さんによる「週刊文春」の表紙です。

今週号のそれは、一見「ゴジラ?」と思うかもしれませんが、そうではなくて、アメリカ映画「原子怪獣現わる」。

5月7日に亡くなった特撮監督の巨匠、レイ・ハリーハウゼンさんを追悼して、和田さんが描いたものです。

特撮監督の巨匠といえば、ふだん私が思い浮かべるのは円谷英二監督しかありません。

その円谷英二監督が興した「円谷プロ」の50年の歴史、しかも裏面史ともいうべき内容の本が出版されました。

「ウルトラマンが泣いている〜円谷プロの失敗」(講談社現代新書)。

著者の円谷英明さんは、英二監督のお孫さんにあたる方。

創業家の苦渋が伝わってくる、かなりヘビーな内容です。

ウルトラファンにとっては、「知りたくなかったエピソード」も多い一冊ではありますが(笑)、やはり読まずにはいられません。




さて、今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

工藤美代子 
『悪童殿下〜怒って愛して闘って 寛仁親王の波乱万丈』 幻冬舎

里見 蘭 『ミリオンセラーガール』 中央公論新社

荒木飛呂彦 『荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟』 集英社新書

梯 久美子 『声を届ける〜10人の表現者』 求龍堂

森村 稔 『どこ行っきょんリスム』 書肆アルス

ミシマ社:編 『仕事のお守り』 ミシマ社

鈴木哲夫 『最後の小沢一郎』 オーク出版

* 書いた書評は、
  発売中の『週刊新潮』(6月27日号)
  読書欄に掲載されています。


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