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Channel: 碓井広義ブログ
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日刊ゲンダイで、テレ朝「ドクターX」シーズン3について解説

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今月シーズン3が始まる、テレビ朝日の「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」。

日刊ゲンダイで、記者会見の模様が記事になっており、その中で解説をしました。


キムタク「HERO」超えは確実!?
米倉涼子「ドクターX」に死角はないか
30日に行われたドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(9日21時スタート、テレビ朝日系)の制作記者発表会。この会見のためだけに作られたという「X」の巨大オブジェをバックに、主演の米倉涼子(39)をはじめ、豪華キャスト陣が顔を揃えた。

「いたしません」「私、失敗しないので」の決めゼリフでおなじみ、今回でシリーズ第3弾の人気医療ドラマ。あちこちから“米倉ドラマ”にかけるテレ朝の意気込みがビンビンに伝わってくる。

この夏クールは、キムタク率いる「HERO」が平均視聴率21.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)をたたき出し、ひとり勝ちの状態だった。米倉のドクターXはこの数字がひとつの目安になるだろうが、昨年放送の第2弾の平均視聴率が23.0%だったことを考えるとキムタク超えは確実だろう。

「第2弾が終了した時点で、米倉もプロデューサーも“続編はいたしません”と打ち止め宣言をしていた。それでもシリーズ続投となったのは、完全な“局都合”です」(テレビ関係者)

視聴者のドラマ離れが進む中、みすみすヒットシリーズにピリオドを打つテレビ局はないだろうが、テレ朝が存続に必死なのは間違いない。

■テレ朝「勝利の方程式」

上智大教授の碓井広義氏(メディア論)が言う。

「ドクターXは『相棒』と並ぶテレ朝の“二枚看板”としてつくられたドラマです。相棒の“男性2人のバディが活躍する刑事もの”とはバッティングしないよう、ドクターXは“単独ヒロインの医療ドラマ”を制作した。どちらも固定ファンの多い設定で、極めて戦略的につくられています。民放他局より中高年齢層の視聴者が多いテレ朝らしい作品づくり。ドクターXも第3弾で終わりではなく、長期継続させたいというのが本音でしょう」

そんな二枚看板による“勝利の方程式”で視聴率競争に挑むテレ朝だが、死角はないのか。

「動きがあるとしたら、主演である米倉のプライベートぐらいでしょう。昨年末に買い物デートを“フライデー”されたフリー編集者の年下彼氏とは継続中とか。第3弾放送後に晴れて結婚なんて話も聞こえてくる」(芸能関係者)

この日、特注の「御意ケーキ」にメスを入れるパフォーマンスをした米倉は「ケーキ入刀も気持ちいい」と喜んでいた。

芸能界を“寿引退”なんてことはないだろうが、この発言に制作関係一同、ヒヤリ!?

(日刊ゲンダイ 2014.10.02)


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