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Channel: 碓井広義ブログ
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“読後感”もヘビーな、映画「アメリカン・スナイパー」

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クリント・イーストウッド監督「アメリカン・スナイパー」を観ました。

アメリカ軍史上最強の狙撃手と言われた故クリス・カイルの自伝を、ブラッドリー・クーパーを主演に迎え、クリント・イーストウッド監督が映画化した人間ドラマ。過酷な戦場での実情や、故郷に残してきた家族への思いなど、ひとりの兵士の姿を通して、現代のアメリカが直面する問題を浮き彫りにする。

イーストウッド監督は、またとんでもない作品を作ったなあ、と。

「戦争と人間の関係」を、とことん追求していました。

戦場で壊れていく天才的狙撃手の物語、というか実話です。

壊れていったからこそ、天才スナイパーでいられたのかもしれない。

いずれにせよ、戦争は、戦場は、人間の心身を破壊すること。

それに家族の心も壊していくことが、よく分かりました。

帰国した主人公が嘆く。

「みんなは、(現在行われている)戦争のことをなぜ語らないのか。メディアもなぜ伝えないのか。誰も戦争のことを知らない」と。

それから、ラストの、重たいインパクト・・・・。


これはイラク戦争の話だが、現在のアメリカは、「イスラム国」殲滅を目指すと言う。

いずれ、映画のような果てしなき地上戦に突入するのか。

同盟国ニッポンのトップは、「犯人を追い詰めて法の裁きを受けさせる」と国会で表明。

でも、どうやって「裁きを受けさせる」つもりなんだろう。

そんな重ね合わせを含め、かなりぐったりとしながら劇場を出たのでした。



【気まぐれ写真館】 郊外暮色

【気まぐれ写真館】 カメラウーマン

虚実皮膜を楽しむ「山田孝之の東京都北区赤羽」

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日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今回は、「山田孝之の東京都北区赤羽」(テレビ東京)について書きました。


「山田孝之の東京都北区赤羽」(テレビ東京)
虚実皮膜の間を探る楽しさがある
山田孝之はカメレオン俳優だ。ある時は脱力系ヒーロー・勇者ヨシヒコ、またある時はコワモテの闇金・ウシジマくんと化す。さらに缶コーヒーのCMでは、何十種類もの“働く男”を飄々と演じ分けてしまうのだ。

そんな山田が主演映画の撮影中、演技が出来なくなって製作中止。山田は現場を去る。そして、たどり着いたのが北区赤羽だ。1Kのアパートに住み、清野とおるの漫画「ウヒョッ! 東京都北区赤羽」に登場する実在の赤羽人と交流していく。それが昨年夏のことだ。

「山田孝之の東京都北区赤羽」(テレビ東京)は、山田が赤羽で過ごしたひと夏を追ったドキュメンタリー・ドラマだ。あくまでもドラマであり、「向こう10年、役者を休業」といった発言も台詞である。ただ山田が言うと、“俳優としての悩み”にも不思議なリアリティが生まれるから面白い。

実在の場所と実在の人物たちでありながら、どこまでが「実」で、どこからが「虚」なのか。その境界部分を探りながら見る楽しさが、このドラマにはある。先週は「山田を心配する」大根仁監督が登場したが、これまた虚実皮膜のの間の素顔と本音に拍手だった。

“連続ドキュメンタリードラマ”などというトリッキーな離れ業は、山田孝之と山下敦弘監督とテレビ東京でなければ成立しなかっただろう。見ておくなら今のうちだ。

(日刊ゲンダイ 2015.02.25)

【気まぐれ写真館】 迎賓館とその周辺

今期ドラマにおける、各局ヒット作スタッフ再結集での勝負

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『ミタ』、『最高の離婚』、『半沢直樹』・・・
今期ドラマは、ヒット作スタッフ再結集での勝負
1月に始まった今期の連続ドラマも終盤に入った。前期(昨年10月~12月)の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のようなメガヒットはないが、大人の男性が今から“参戦”しても楽しめるドラマが放送されている。注目したいのは、これまで確かな実績を残してきた、実力派制作チームによる3本だ。

『○○妻』日本テレビ系

まずは、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の脚本家・遊川和彦氏とスタッフが再結集した『○○妻』(同)を挙げたい。

ニュースキャスターである久保田正純(東山紀之)の妻・ひかり(柴咲コウ)は、夫を支えることにかけては完璧だ。家事全般はもちろん、服装のコーディネートから番組の感想まで手を抜かない。誰よりも尊敬する夫に尽くしたいからだ。

しかし、2人は正式な夫婦ではない。入籍の形をとらない「契約夫婦」なのだ。正純は普通の結婚を希望しているが、ひかりは断固拒否する。では、なぜ契約なのか。その裏には謎めいた過去があり、『家政婦のミタ』同様、ヒロインの秘密が徐々に明かされるプロセスがスリリングだ。

ただ、それ以上に興味深いのは、契約妻という設定を通じて「夫婦とは何か」「結婚とは何か」を問いかけていることだ。遊川氏の脚本、連ドラ初主演の柴咲、そして華のある東山の好演に支えられ、“異色の社会派ドラマ”と呼べる1本になっている。

それにしても、人を食ったタイトルである。「美人妻」や「昼顔妻」などを連想させながら、フタを開けてみれば「契約妻」だった。とはいえ、あえて『○○妻』としたのは、「契約」だけではない妻の真相が隠されていたからだ。

夫婦は、一種の鏡のようなものかもしれない。相手の中に自分の姿も映し出されている。夫にとって、妻が「極悪妻」となるか、それとも「極楽妻」となるか。それは夫自身の人間性と生き方にかかっている。

『問題のあるレストラン』フジテレビ系

2本目は、真木よう子主演の『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)だ。真木、脚本の坂元裕二氏、そしてスタッフ共に、2013年に放送された『最高の離婚』(同)のチームである。

田中たま子(真木)は飲食サービス会社に勤めていたが、高校時代の友人で同僚でもある女性が、社長(杉本哲太)や男性幹部からあまりにひどい仕打ちを受ける。それに激怒したたま子は「バケツで水かけ」という復讐を決行、クビになってしまう。

「より良い仕事がしたい」と思うのは男性も女性も同じだが、まだまだ男性中心の会社は多い。女性たちは、パワハラやセクハラに耐えながら働いているというケースもある。しかし、人としての尊厳まで踏みにじられては黙っていられない。たま子は仲間を集め、会社が経営する店の近くでレストランを開くという反撃に出る。

リーダー的存在を演じる真木はもちろん、ひとクセある(=問題のある)仲間たちも実にパワフルだ。映画『私の男』(日活)の二階堂ふみ、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の松岡茉優、同じく朝ドラ『ごちそうさん』の高畑充希などが集まり、若手有力女優の競演となっている。シリアスとユーモアのバランスも絶妙で、働く女性たちへの応援歌的なドラマだ

『流星ワゴン』TBS系

脚本の八津弘幸氏、演出の福澤克雄氏、プロデューサーの伊與田英徳氏と並べば、『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』(共にTBS系)を手がけた剛腕トリオだ。そこに西島秀俊&香川照之という『ダブルフェイス』『MOZU』(同)の強力コンビが加わった。『流星ワゴン』(同)は、ドラマ好きにとって見逃せない1本となっている。

主人公の永田一雄(西島)は、最低の状況にあった。仕事ではリストラに遭い、息子は家庭内暴力を振るい、妻(井川遥)からは離婚届を突きつけられる。そんな中、ふと乗り込んだ不思議なワゴン車で過去へ向かうことになる。人生の分岐点に戻り、未来のために“修正”しようというのだ。しかも、同伴者は若き日の父・忠雄(香川)である。

後に確執が続くことになる父との二人三脚で、一雄は自分が知らなかった過去の事実や、父の意外な側面を垣間見る。同時に、息子の気持ちをわかっていなかった自分にも気づいていく。しかし、過去を変えるのは容易なことではない。

また、ワゴンを運転する橋本(吉岡秀隆)も気になる存在だ。彼は、自分が起こした交通事故で幼い息子を死なせてしまった過去を持つが、抱えているのはそれだけではない。このドラマは、そんな3組の“親子再生物語”なのだ。

西島と香川が向き合う場面は、やはり見ごたえがある。特に、香川が演じるアクの強い“昭和のオヤジ”は、余人をもって代え難い。SF風の設定には抵抗があるという人も、一見の価値は十分にあるだろう。

(ビジネスジャーナル 碓井広義「ひとことでは言えない」2月26日)

今週の「金曜オトナイト」は、写真家の初沢亜利さんと・・・・

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BSジャパン
「大竹まことの金曜オトナイト」

2015年2月27日(金)
夜11時30分~深夜0時00分

【ゲスト】初沢亜利(写真家)

<番組内容>
北朝鮮の人々の日常生活をとらえた写真集『隣人。38度緯の北』を出版。
北朝鮮を政治ではなく、庶民の目線で捉えた写真の数々。
そこにはニュース報道では見られない、
生き生きとした表情があった――。
気鋭の写真家・初沢亜利に迫る!

<出演者>
レギュラー:大竹まこと、山口もえ、碓井広義(上智大学教授)
進行:繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)
ゲスト:初沢亜利(写真家)

27日(金)の午後は、HTB「イチオシ!」

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27日(金)は、札幌。

午後3時55分から、HTB北海道テレビ「イチオシ!」で、いつもの
コメンテーターです。

道内の皆さん、よろしくお願いします!


【気まぐれ写真館】 両親に感謝する日 

【気まぐれ写真館】 札幌 2015.02.27

HTB「イチオシ!」で・・・

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司会のヒロ(福地)さんが、沖縄のキャンプ取材で不在。

ピンチヒッターは、オクラホマの藤尾さんでした。

ニュースコーナーで、川崎の中学生殺害事件についてコメント。

道内は、特に道東の雪が激しく、番組内ではその詳細を何度も伝えていました。







今週の「国井美佐アナウンサー」 めがねっ娘バージョン

【気まぐれ写真館】 札幌で、お誕生日会

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アウンビジョン代表の畏友・藤島さんと

ススキノです

お店の皆さんがケーキを・・・

感謝です

28日(土)朝は、HTB「イチオシ!モーニング」

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28日(土)朝は、午前7時から、HTB北海道テレビ「イチオシ!モーニング」土曜版に出演。

金曜の「イチオシ!」に続き、生放送でのコメンテーターです。

道内の皆さん、早起きしてください!(笑)

HTB「イチオシ!モーニング」で・・・

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本番前の依田アナと皆さん

HTB「イチオシ!モーニング」の生放送。

沖縄キャンプ取材を終えた、野球解説の岩本勉さんがスタジオに。

本番前、岩本さんの「こんなこと、あったんや」話に、みんなが爆笑です。


五十幡アナ、岩本さん、気象予報士の広瀬さん

私は日本アカデミー賞などについてコメント。

それにしても、映画「永遠の0」の複数受賞には驚く。

日本映画、それでいいのか?(笑)


今週の「室岡里美アナウンサー」

今週の「木村愛里さん」

千歳市「柳ばし」の人気メニューは・・・

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北海道千歳市 お食事処「柳ばし」


最近の人気メニュー「チーズささみフライ定食」


元祖オープンキッチン!

【気まぐれ写真館】 「二月最後の日」の新千歳空港

書評本:佐藤優 『神学の思考』ほか

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3月になりました。

大学は年度末であり、4年生には卒業式が控えています。

今月から、3年生は就職活動が本格化。

街には、新しいリクルートスーツの学生の姿が見えます。

どこか慌ただしい3月のはじめ。

「週刊新潮」での書評、次の3冊です。


佐藤 優 『神学の思考~キリスト教とは何か』
平凡社 2482円

キリスト教は欧米文化の基盤である。国際情勢を読むためにも、その論理を知ることが必要だ。著者によれば、キリスト教神学の特徴は「一般の人々に見えない事柄を可視化すること」。本書では、神、創造、人間、キリストなど神学の基礎編が語られている。


毎日新聞特別報道グループ:編著
『老いてさまよう~認知症の人はいま』
毎日新聞社 1512円

介護事業者に囲い込まれ、軟禁状態の老人。終の棲家ではないはずの保険施設で他界する老人。記者たちは社会の“圏外”に置かれた人々の姿を伝え続ける。記事がきっかけで、身元不明の認知症男性「太郎さん」が家族と再会を果たした。地道な調査報道の成果だ。


西部邁、佐高信 『西部邁と佐高信の思想的映画論』
七つ森書館 1944円

保守とリベラルの論客二人が映画について語り合う。『カサブランカ』で描かれなかった故郷や祖国に触れ、『東京物語』における戦争の影を子細に見つめ、『ドクトル・ジバゴ』のロシア革命を解読する。映画対談としての意外な取り合わせが生んだ刺激的一冊。

(週刊新潮 2105.02.26号)

遠藤湖舟(えんどう・こしゅう)写真展のこと

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松本深志高校時代の同級生で、写真部の仲間でもあった、遠藤湖舟(えんどう・こしゅう)君の写真展が開催されます。

遠藤湖舟写真展
「天空の美、地上の美。」
~見つめることで「美」は姿を現す~

日本橋高島屋8階ホール
3月25日(水)~4月5日(日)
主催:読売新聞社


また、現在発売中の「週刊新潮」最新号のグラビアで、その写真の一部と、京都の龍村美術織物とのコラボによる「帯」が紹介されています。

ぜひ、こちらもご覧ください。





「週刊新潮」2015.03.05号

<このブログ内での関連記事>

『文藝春秋』の「同級生交歓」に登場した頃のこと
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/d6537adaebeec4be654be4f95ab1174a

金曜オトナイト「還暦祝い」に感謝です

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山口もえさん、繁田美貴アナウンサーと

「大竹まことの金曜オトナイト」の収録後、なんとサプライズの「還暦祝い」を開いていただきました。

打ち合わせだと呼ばれて、会議室に入ると、中が真っ暗で、そこにローソクのついたバースデイケーキが。

灯りがつくと、大竹さんやもえちゃんをはじめ、出演者、スタッフの皆さんがいて、「バースデイ・トウー・ユー」の大合唱。

いやあ、もう泣きそうでした(笑)。


私は、先週2月27日に、60歳つまり還暦を迎えることができました。

60歳なんて、遥か遠い未来の話と思っていたのですが、ちゃんと来るものなんですねえ(笑)。

この2年間、番組で大竹さんとご一緒させていただいて、「60代もいいじゃん」とか、「こういう60代になりたいものじゃ」という感じで、良きロールモデルを見られたのは幸いでした。


「還暦を迎えての思い」としては・・・

・これからの10年を射程に、逆算で考える。

・その先は、そこまで生きた上で考える(笑)。

・1日1日、つまり日常を大事にする。

・時間もエネルギーも、より大切に。

・つながり過ぎない。

・無理をしない。

・したくないことはしない(笑)。

・・・・等々、何だか「ないない」尽くしみたいですが、要は少しずつ諸々をシンプルにしていきたいってことですね。


まずは、オトナイトの皆さん、ありがとうございました!


週刊プレイボーイで、「フジテレビ」についてコメント

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がんばれ!!視聴率どん底フジテレビ
窮地に追い詰める「めざましテレビ」の人気凋落

視聴率低迷を続けるフジテレビ。週プレが男女300人に行なったアンケートでも、「好きな番組が特にない」と答える人が半数を超えるなどフジに対してネガティブなイメージを持つ視聴者が多いという結果となった。

そんな窮地にあるフジテレビをさらに追い込みそうなのが、朝の情報番組『めざましテレビ』の人気に陰りが見え始めていること。ある中堅局員が語る。

「『めざまし』は2014年の年間平均視聴率で10.2%を獲得。同時間帯の視聴率で6年連続となる民放トップに輝いたんです。うちの希望の星であり、最後の牙城とも言える番組なんですが…今年に入ってからライバルの『ZIP!』(日本テレビ)に負ける日も増えてきている。このまま朝番組まで日テレに後れを取ることになれば、失地回復なんて夢のまた夢」

視聴者離れが始まっている要因を、元フジの長谷川豊アナはこう分析する。

「僕は毎朝『めざまし』を見ているのですが、メインMCだった大塚範一(のりかず)さんが病気で降板されて以降、少々、内輪ウケが度を越すように見える日も増えています。企画もマンネリ化しており、視聴者の方にも飽きられ始めているのかもしれません」

また近年、レンジャーズ・ダルビッシュ有との密会が報じられた加藤綾子アナや、西武・金子侑司(ゆうじ)との熱愛が発覚した三田友梨佳アナなど女子アナが取材対象者と親密になるケースが増えているのも気がかりだという。

「僕がフジにいた頃は、若い女子アナに『取材相手と一線は越えるな』とキツく言う誰かがいたもの。けど、今はなし崩しになっています。気持ちはわからなくもないのですが、ニュースに『公平性』という観点から信頼がおけなくなってしまいますから。やはり一線を引いたほうがいいでしょう」(長谷川アナ)

上智大学文学部新聞学科の碓井広義(うすいひろよし)教授(メディア論)もこう苦言を呈する。

「激戦区といわれる朝番組の中で、『めざましテレビ』は20年以上続く長寿番組。リニューアルはしているものの全体的に息切れ感が出てきています。その点、日テレは歴史ある『ズームイン!!SUPER』を打ち切って、『ZIP!』をスタートさせた。時代に即した番組を作っているかどうかが、両局の明暗につながっているのでしょう」

朝の情報番組は局の顔ともいえる。その人気をどう立て直すかが、フジ復活の行方を左右しそうだ。

(週刊プレイボーイ 2015.03.09号)


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