フジテレビのニュース専門チャンネル「ホウドウキョク」。
4日の夜、「あしたのコンパス」に、電話出演しました。
MCは速水健朗さんと、阿部知代アナウンサーです。
テーマは、「待機児童問題、 まだ続く政治家の暴言」。
以下は、生放送で話したことの概要です。
<論点>
そもそもブログの書き込みは便所の落書きか?
確かに、ネット上の言説の多くが「匿名」です。
匿名であるために、虚偽ともいえる内容や、無責任な発言や、読むに堪えない誹謗中傷の言葉が溢れていたりします。
しかし、「便所の落書き」は暴言でしょう。
なぜなら、匿名だからこそ伝えられる「本音」や「本心」もあるからです。
ましてや今回の内容は、明らかに現実の問題を反映しており、背後にいる多くの人たちの気持ちを「代弁」しているものでした。
「便所の落書き」と断じて無視する、また切り捨てることの意味をまったく理解していない発言でした。
政治家に失言は付きものか?
「失言」の多くは、「思ってもいないこと」を誤って言ったのではなく、「思っていること」がつい口をついて出た場合が多い。
そこに、その政治家の本質部分が露呈していたりします。
政治家は、手に職を持っているわけではありません。
政治家の武器は「言葉」です。
自身の「思想」や「信条」、それに基づく「政策」も言葉で表現されます。
にもかかわらず、自分の言葉に「責任」を持とうとする意思がないため、「失言」「暴言」が多発するのだと思います。
野党は「日本死ね」問題を批判できるのか?
暴言ということでは、野党も負けてはいませんね。
つい最近も、共産党の民主党に対する共闘の呼びかけに関して、これに反対する民主党・金子洋一参議院議員が、「左右の全体主義に反対するのが、われわれの役目」とツイートしていました。
この時期に、共産党を「全体主義」と言い切ってしまう知性とセンスはびっくりぽんです(笑)。
やはり乱暴としか言いようがありません。