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Channel: 碓井広義ブログ
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『24時間テレビ』の裏で、「障害者=感動」に問題提起

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フジテレビのニュース専門チャンネル「ホウドウキョク」。

30日の夜、「あしたのコンパス」に、電話で生出演しました。

テーマは、「『24時間テレビ』の裏で、「障害者=感動」に問題提起」。

MCは津田大介さんと、大島由香里アナウンサーです。




<報じられていること>

●8月28日に日本テレビの24時間テレビの裏で、障害者を感動のテーマとして扱うことを疑問視する生討論番組を、NHK Eテレのバラエティ番組「バリバラ」が放送し、ネットで議論を呼んだ。

●「バリバラ」では、28日19時~19時30分に「『検証!障害者×感動』の方程式」というテーマで生放送。障害者が努力する姿で健常者に感動や勇気を与えようとする番組を「感動ポルノ」と称し、障害者のイメージを固定化してしまっていると問題提起。

●登壇者は「笑いは地球を救う」とい書かれた黄色いTシャツを着たり、最後に「サライ」を口ずさんだりと、同じ時間に生放送されている「24時間テレビ39 愛は地球を救う」にぶつけた形。

●ネットでは、「最高に皮肉が効いている」「『24時間』都合よくデザインされた感動を垂れ流すよりも、よっぽど意義深い『30分間』だったんじゃないでしょうか」 「単なる24時間テレビのパロディでも敵対でもなく、立派なメタ分析であり、メディア批評」と、番組の報道姿勢を評価する声が相次いだ。

●また、「『24時間テレビ』的な障害者像を作ってきたのも我々大衆であるという視点は常に持つ必要がある」など、「感動ポルノ」を定着させたのはメディアだけの責任ではないという見方も。

●障害者をどう取り上げていくべきか、さまざまな意見があがっている。




以下は、論点と話したポイントです・・・・


『24時間テレビ』は「感動ポルノ」か?

障害をもつコメディアン&ジャーナリストだった、
ステラ・ヤングさんの言葉です。

「感動ポルノ」は確かに強烈な表現ですが、
まさに言い得て妙!です。

「感動」したいのは誰か?
「感動」を商品にしているのは誰か?


障害者のイメージは固定化されているか?

多くの人はたぶん無自覚なだけで、
固定化されているのではないでしょうか。


「感動ポルノ」を定着させたのはメディアだけの責任か?

もちろんメディアだけではないでしょう。
でも、メディアの影響は大きいと思います。


障害者をメディアでどう取り上げていくべきか?

バリバラを見習いたい。

つまり
障害を「個性」として捉え、
フツーに向き合っていくことです。









・・・・番組で話した詳しい内容は、あたらめてアップする予定です。


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