ヤクルト「タフマン」
世代間ギャップ 絶句する姿同情
健康栄養ドリンク「タフマン」が発売されたのは1980年。
その5年後には伊東四朗さんのCMが登場しました。以来30年以上、タフマンといえば伊東さんであり、「♪あんたがたタフマン」のフレーズと童謡を借りたメロディも忘れられません。
新作CMの舞台は、ずばり「タフマンの世界」です。
中央の玉座から立ち上がり、部下であるメイプル超合金の2人に向かって、「軽く(飲みに)行くか」と伊東さん。ところがヤングタフマンのカズレーザーさんは、「このあと用事あるんで」と誘いをあっさりかわします。
かつて幅を利かせていた「飲みニケーション」も、いまや完全に死語ですね。
他に私用電話のような言葉遣いで仕事相手と話す「電話篇」や、何でも横文字にする「プライオリティ篇」などがあり、いずれも思わず絶句する伊東さんに同情したくなるほど、世代間ギャップが笑えます。
負けるな、元祖タフマン!
(日経MJ「CM裏表」2018.08.06)