場末のマジックバーで働く、さえないマジシャンの轟晴夫(大泉洋)。ある日、彼は10年以上も関係を絶っていた父親・正太郎(劇団ひとり)がホームレスになった果てに死んだのを知る。父が住んでいたダンボールハウスを訪れ、惨めな日々を生きる自分との姿を重ね合わせて涙する晴夫。すると、突如として青空を割って光る稲妻が彼を直撃する。目を覚ますや、40年前にタイムスリップしたことにがくぜんとする晴夫。さまよった果てに足を踏み入れた浅草ホールで、マジシャンだった父と助手を務める母(柴咲コウ)と出会い……。
原作・脚本・監督は、劇団ひとり。
BSジャパン「大竹まことの金曜オトナイト」でご一緒している大竹まことさん、ご推薦の1本です。
で、見てきました。
確かに、意外や佳作です。
「芸人さんの余技」という域を超えていただけでなく、笑いと涙のヒューマンな物語がきちんと描かれていました。
ただ、どうしても映画じゃなきゃいけなかったのか、と言えば、やや答えに窮するのですが。
大泉洋さんのお芝居、ややパターンかも(笑)。
なかなか良かったのは、妻であり母である、柴咲コウさんでした。
「すぐにも劇場へ」というわけでもないので、DVD化を待っても大丈夫です。