ついに、アンコーさんにお会いした。
あのアンコーさんだ。
わかる人はわかる。
ラジオ好きなら、なおわかる(笑)。
元ニッポン放送アナウンサーの斉藤安弘さん。
民放連賞ラジオ部門の審査会でのことである。
いや、アンコーさんとご一緒できるだけで、今回、審査員をやらせていただいてよかった。
しみじみ、そう思った。
アンコーさんは、1967年に始まった「オールナイトニッポン」の初代パーソナリティのお一人だ。
カメこと亀渕昭信さんもニッポン放送の社員だった(アンコーさんと同期)。
後に、ホリエモン騒動の時に、亀渕さんがニッポン放送の社長を務めていらして、驚いた(笑)。
当時の高嶋秀武さん(やはり社員でアンコーさんの1期後輩)や糸居五郎さん(30年前に亡くなった元祖ディスクジョッキー)の声も懐かしい。
地方の中学生だった私は、東京から流れてくるかすかな電波に乗ったテーマ曲「ビター・スウィート・サンバ」を、必死でチューニングしながら聴いていた。
もちろん葉書も書いた。いっぱい書いた。
そんなアンコーさんと、実に47年を経て、直接、お話することができた。
生で声を聞いたのだ。
ずっと変わらず、いい声なんだ、これが。
お会いした瞬間、たぶん私は、ただの中学生に戻っていました(笑)。
現在、ニッポン放送では、慶應SFC碓井ゼミの教え子・宗岡芳樹君が、局の看板ディレクターの一人として「ナインティナインのオールナイトニッポン」を担当している。
47年というのは、なかなかすごいものです。