木俣冬:著『みんなの朝ドラ』は、「朝ドラ」ファン必読の一冊
日々、怒涛の勢いでドラマ『やすらぎの郷』の連続レビューを書き続けている木俣冬さん。『やすらぎの郷』を見逃した日でさえ、木俣さんのレビューを読んで、「なるほど、そういう展開になったのか」と確認しています。そんな木俣さんの新著、『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が出版されました。 半世紀を超えた「朝ドラ」...
View Article書評した本: 小林信彦 『わがクラシック・スターたち』ほか
「週刊新潮」に、以下の書評を寄稿しました。 小林信彦 『わがクラシック・スターたち―本音を申せば』 文藝春秋 1620円 中吊り広告問題は遺憾だが、寄稿者に罪はない。「週刊文春」連載の名物エッセイ、昨年分だ。映画、ラジオ、本などについての評価はもちろん、「こんなひどい時代が二度とくるとは思わなかった」と嘆きながらの社会時評が鋭い。「みにくい時代」の灯台である。 原田ひ香 『ラジオ・ガガガ』...
View Article2017年夏、注目CMの主役はやっぱり彼女たち!?
ファイブミニ「恋よりセンイ。」篇 是枝裕和監督の『海街diary』が公開されたのは、今から3年前のことです。当時15歳の広瀬すずさんが演じた、綾瀬はるかさんや長澤まさみさんの“腹違いの妹”が鮮烈でした。 今年の春に高校を卒業したすずさんをヒロインにして、是枝監督が撮ったのがファイブミニの新作CMです。...
View Article『あすなろ白書』から四半世紀、なるみや松岡くんは今、どうしているのか!?
ドラマ『あすなろ白書』が放送されたのは、1993年の秋クールでした。 原作は柴門ふみさんの漫画で、主人公は青教学院大学の女子学生「園田なるみ」です。「あすなろ会」と呼ばれる仲間たちとの交友と恋愛が描かれていました。 プロデューサーは、後にフジテレビ社長にまでなる亀山千広さん(先日、退任)。平均視聴率は27%で、最高視聴率が31.9%。現在のフジテレビにとっては、まさに”夢の時代”ですね。...
View Article飯豊まりえのコメディエンヌぶりが光る『マジで航海してます。』
日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。 今週は、飯豊まりえ主演「マジで航海してます。」について書きました。 毎日放送「マジで航海してます。」 飯豊まりえのコメディエンヌぶりに注目 毎日放送(MBS)が制作する、深夜ドラマ枠「ドラマイズム」のチャレンジが続いている。...
View Article拝啓、倉本聰様。10日の『やすらぎの郷』、びっくりです。
拝啓、倉本聰様。 10日の『やすらぎの郷』、びっくりです。 テレビの現場を支えてきた無名の人たち 10日に放送された『やすらぎの郷』第71回を見て、驚きました。 最初のびっくりは、冒頭での菊村(石坂浩二さん)のモノローグです。...
View Article週刊朝日で、朝ドラ「ひよっこ」 視聴率上昇について解説
有村架純のNHK朝ドラ「ひよっこ」 視聴率上昇のワケ NHK連続テレビ小説「ひよっこ」が、好調だ。 集団就職で上京した有村架純演じる谷田部みね子の成長物語。4月の第1話の視聴率は19.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で20%を割ってのスタート。6月に入ってじわじわ上昇し、6月26日からの第13週は6話すべてが20%を突破した。...
View Article脚本家・野島伸司が手掛ける「新作ドラマ」とくれば、見逃せない!?
脚本家・野島伸司が手掛ける「新作ドラマ」 「パパ活」という言葉、ご存知でしょうか。恥ずかしながら、私は最近まで知りませんでした。パパ活とは、「デートをするだけで金銭的援助をしてくれる男性との交際」で、「カラダの関係なし」なのだそうです。...
View Article錦戸亮&松岡茉優「ウチの夫は仕事ができない」の挑戦
日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。 今週は、ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」について書きました。 日本テレビ系「ウチの夫は仕事ができない」 プチ「ラ・ラ・ランド」仕様に 拒否反応を示す視聴者もいるだろうが...
View Article書評した本:木俣 冬 『みんなの朝ドラ』ほか
「週刊新潮」に、以下の書評を寄稿しました。 木俣 冬 『みんなの朝ドラ』 講談社現代新書 907円 NHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」の傑作『あまちゃん』が放送されたのは2013年度前期だ。平均視聴率は20・6%。放送当時、それまでの10年間では堀北真希主演『梅ちゃん先生』の20・7%に次ぐ高い数字となった。...
View Article