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日刊ゲンダイで、この秋の「ダブルヒロイン」ドラマについて解説

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日刊ゲンダイで、この秋、複数登場した、「ダブルヒロイン」ドラマ
について解説しました。

秋ドラマ
「ヒロイン2人もの」の楽しみ方
成功モデルをパクって制作するのは常套手段。この秋ドラマも慣例にならい、各テレビ局はテレビと映画のヒット作――「花子とアン」や「昼顔」、「アナと雪の女王」同様、2人のヒロインにスポットをあてた作品を手がけている。

友人同士、姉妹、職場の同僚と三者三様の設定。偶然にも(?)モロかぶりは回避された格好だ。

永作博美(44)と石田ゆり子(45)は学生時代の旧友の仲だが、かたや専業主婦で、かたやキャリアウーマン。深田恭子(31)がトラウマを抱えて悶々としているアラサーなら、寺島しのぶ(41)は我が強くて協調性に欠けるアラフォーの弁護士同士。そして、石原さとみ(27)がヤンチャな妹で、松下奈緒(29)は堅物で安定志向型の姉……。

つまり、生き方や性格、世代が異なる“あべこべ”を採用しているというわけだ。

上智大教授の碓井広義氏(メディア論)はこう言う。

「生活スタイルが多様化する中、“ひとりヒロイン”で視聴者の共感を得るのは難しい。電車の路線が単線より複線のほうが便利で、行き先も増えて目的地が選べるように、ドラマもタイプの異なる“二枚看板”を置くことで顧客満足度アップにつながる。新たなヒットの方程式ともいえる、実に理にかなった手法でしょう。目の肥えた視聴者に対して、ステレオタイプだったり杓子定規ではない、よりリアルに近い女性像を描いている。特に『さよなら私』の永作と石田は丁寧な描写で、今後の展開が楽しみです」

イマドキの女性の生態を知ると、よくも悪くも職場のOLや妻を見る目も変わるはずだ。

(日刊ゲンダイ 2014.10.23)

今週の「金曜オトナイト」は、元フジテレビの長谷川豊さんと・・・

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24日(金)夜11時30分から
BSジャパン
「大竹まことの金曜オトナイト」
ゲストは長谷川豊さんです。



ご存知、元フジテレビの人気アナウンサーで、現在はフリーアナとして活躍中。

著書やブログでの、メディアに対する、真っ当にして率直な意見の表明が見事です。

スタジオでも、実にキレのいいやりとりが続きました。

ぜひ、ご覧ください。


◆流出ワイド◆
☆ノーベル賞受賞に賛否両論
☆安楽死をめぐる是非
☆普通の女子の「SEXテクニック」が向上!その理由は!?

◆特集◆
オトナイト人物図鑑 荷物に生きがいを詰める一人の女性

◆文化情報コーナー◆
長谷川豊おススメ映画『グリース』
ジョン・トラボルタ、オリヴィア・ニュートン・ジョンが踊る!!学園ミュージカル映画

【気まぐれ写真館】 札幌秋日 2014.10.24

【気まぐれ写真館】 HTB「イチオシ!」 2014.10.24

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国井アナ、ヒロさん、碓井、オクラホマ藤井さん




今週の「国井美佐アナウンサー」

【気まぐれ写真館】 札幌の「アウディA6」タクシー 2014.10.24

週刊新潮で、「マッサン」の堤真一についてコメント

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「堤真一」銭ゲバ役で
NHK「マッサン」に困惑する人
彼が登場すると、主役の玉山鉄二が霞んで見える――。視聴者からそんな声も聞こえてきそうだ。放送第1週の平均視聴率は21・3%。スタートダッシュに成功したNHK朝の連ドラ『マッサン』で、コテコテの大阪商人を演じる堤真一(50)が話題になっている。だが、彼の“怪演”に困惑している人はいないのか。

ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の成功譚を描く『マッサン』。堤の役柄は鴨居商店社長の鴨居欣次郎だが、そのモデルがサントリーの前身・寿屋創業者の鳥井信治郎であることは一目瞭然だ。

堤の演技について、上智大学の碓井広義教授に話を聞くと、

「玉山さんのマッサンも、シャーロットさんが演じる妻エリーも地味なので、脇から盛り上げていく存在が必要。それが1週目はマッサンの母親役の泉ピン子さんであり、2週目が堤さんになるのです。彼はシリアスな役からユーモラスな役まで幅広く演じることができるので、主役を喰っちゃうくらいでいいと思います」

確かに、堤は日本アカデミー賞最優秀助演男優賞の受賞経験もあり、演技力は折り紙付きだ。その堤が演じる鴨居の初登場は第8回。職場でマッサン夫婦の歓迎会が開かれている最中に堺の桜鯛を片手に突然現れて、エリーに向かいこう言い放つのである。

「こちらの別嬪さんは?」

そう言ったかと思うと、いきなりハグして、

「さすが西洋のレディは、いい香水使ってはるわ」

また、第11回の放送では、マッサンがウイスキーの原価計算をしていないことを知ると、鴨居は畳み掛けるように、

「アホ! スコットランドでは原価なんぼで、売値なんぼや? 金持ちも貧乏人も、みんなウイスキー飲めるんか? やってみなはれ!」

視聴者はこの2話を見ただけで、鴨居が軽薄であると同時に、シブチンな経営者だと感じることは間違いない。ちなみに、“やってみなはれ”は鳥井信治郎の口癖だった。

■社名も烏井の名を

「あれではサントリーの創業者はうるさくて、ちょっと迷惑なおっさんだったということになります」

こう語るのは、コラムニストの林操氏だ。

「NHKの朝ドラでは主人公の良さを引き立てるために、割とエキセントリックな役柄の人を出すことがあります。ですが、カリスマ創業者の鳥井信治郎をあそこまで面白おかしく演じられると、内心は良く思っていないサントリー社員もいるのではないでしょうか」

経済誌記者も苦笑する。

「社名も、ハイボールで有名なトリスも、鳥井さんの苗字をもじっているのは有名な話です。ドラマのことは社内でも話題になっているが、“あれじゃあ、銭ゲバ社長だよ”と戸惑いを隠さない社員も少なくありません」

サントリー広報部に話を聞くと、

「ドラマですのでデフォルメされている部分もあると思いますが、サントリーのウイスキー作りに関心が高まればと思います」

泉下の鳥井も、堤に“やってみなはれ”とは言うはずがない?

(週刊新潮 2014年10月23日号)


・・・・このドラマにおける堤さんは、あれでいいと思います(笑)。

むしろサントリーが気にしそうなのは、デフォルメされた鳥井信治郎のことよりも、今後、マッサンがサントリーを離れて、ニッカを立ち上げていく過程ではないでしょうか。

描き方によっては、「国産ウイスキー」の歴史をめぐる、一種の綱引きが起きるかもしれません。



【気まぐれ写真館】 HTB「イチオシ!モーニング」 2014.10.25

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木村愛里さん


野球解説の岩本勉さん


ファイターズ・ガールの和音さん


岩本さん、和音さん、室岡アナウンサー


愛里さん、依田アナウンサーの司会陣

北海道・千歳市、いつもの「柳ばし」で・・・

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今回、おかあさんが用意してくださったサプライズ定食は、「ひらめのムニエル」と「チーズ・イン・サーモン・フライ」。

でも、メニューにはありません、あしからず(笑)。



チーズ・インのほうは、いずれ正式メニューとして登場するかもしれません。

どちらも美味でした!





【気まぐれ写真館】 千歳の紅葉 2014.10.25

アサヒ芸能の特集特集「干された芸能人100大事件」で解説

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アサヒ芸能の特集特集「干された芸能人100大ペナルティ事件の
タブー真相をバラす!」。

「怒涛の10ページワイド」というこの中で、解説をしています。

記事全体は本誌をご覧いただくとして(笑)、話が掲載されている
部分をざっと抜粋しておきます。


【失言について】

(乱一世は)同業者からまでまるで〝腫れ物〟扱いとなってしまったようだが、そうなるのも致し方ないという。上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏が解説する。

「乱さんの発言は、年間何億という広告費を払って番組提供をするという、放送ビジネスの基本構造を否定したに等しく、触れてはいけないことでした。それでは芸能界における自分の足場を揺さぶりかねません」

同様に、「自分の立場を忘れて批判してしまった」(碓井氏)のが、11年7月、〈正直、お世話になったことも多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば〉などとツイッターでつぶやき、即所属事務所を解雇された高岡奏輔(32)だ。

【人柄について】

ここにあげた芸能人の共通点を、碓井氏は「自己認識の甘さ」だと分析する。

「そういう人はそこまでビッグではないのに、ファンがついて稼げるようになったことで天狗になり、人気にあぐらをかいたり威張ったり、勘違いしがちです。そうなるとファンは急速に離れますし、テレビ局もあえて使おうと思いません。一度こういった印象がつくと〝バツイチ感〟が画面を通して伝わってしまいますしね」

【不祥事について】

これら、不祥事に関しても前出・碓井氏は、

「河本さんやほしのさんの不正の問題は、シンプルにズルい。庶民感情的に 〝ズルして儲けた〟は認められませんよ、当たり前だけど」

【独立について】

上智大学・碓井広義氏(メディア論)が語る。

「大手プロが直接『あいつを使うな』なんて言うワケがありません。『顔色でわかるだろ?』と暗黙の了解です。それを各局のプロダクション担当者が、類推して使うか使わないかの判断をするのです」

(アサヒ芸能 2014.10.30特大号)


・・・・実際に、芸能界では、「干す」「干される」など日常茶飯事です。

いわば誰もが、塀の上を全力で走っているような世界。

困った勘違いなどして(笑)、少しでもバランスを崩せば、あっという間に“向こう側”に行ってしまうわけですね。

サンデー毎日で、タモリ「福岡に帰る」についてコメント

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「サンデー毎日」が、タモリに関する記事を掲載しました。

その中で、コメントしています。


タモリ「福岡に帰る」で
芸能界も地方分権化!?
人気番組「笑っていいとも!」が終了して半年。10月からは早くも「ヨルタモリ」(フジテレビ系)で、新しいレギュラー番組が始まったタモリ(65)。やはり芸能界はまだタモリに頼るところが大きいのかと思いきや、本人は近い将来、故郷の福岡に戻る気でいるようなのだ。

「タモリさんは、ある親しい人に『福岡で家を探せないか』と相談を持ちかけたおうです。いくら日本一の司会者とはいえ、年が明ければ70歳になりますし、自分の原点である故郷に帰りたい、ということらしいですね。元々タモリさんは、故郷への思い入れが強くありましたから」(芸能記者)

早大を中退した後、福岡で生命保険の営業マンや喫茶店のマスターなどをしていたが、抜群のキャラに注目したジャズピアニストの山下洋輔氏や漫画家の赤塚不二夫氏らが上京させ、才能を開花させたのは有名な話。ただその頃は、東京で仕事が終わるとすぐに地元へUターンしていたという。

郷土愛が強いタモリだが、「そろそろ田舎に引っこみたい」というシンプルな気持ちとともに、「地元の番組で福岡を盛り上げる」という思いも強くあるという。芸能界も地方分権の時代になるのだろうか。

芸能評論家の三杉武氏はこう言う。

「いま東京と地方は、それほど大きな差はありません。むしろ、ご当地アイドルやB級グルメ、ゆるキャラなど、地方からの文化が注目される時代です。地方からスターが誕生するのとは逆に、タモリさんのような超大物がわざわざ地方に戻って文化の担い手になる、というのは非常にユニークな発想です」

かつて、タレントの大橋巨泉氏はセミリタイアと称して、東京と海外での生活を半々にし、プライベートを重視しながら仕事を続けてきた。南こうせつは大分、柳葉敏郎は秋田など、地方に生活拠点を移す芸能人も増えている。

上智大教授の碓井広義氏(メディア論)は、こんな期待を寄せる。

「福岡を大事に思っているようなので、東京発全国ネットではなく、地元の人たちと交流を図りながら負担にならない程度に仕事をされるのはどうでしょう。しかもそれが、一人ひとりに呼びかけるようなラジオだとタモリさんのよさがさらに出ると思います。『わが町のタモリさん』が、ローカル局から発信する。地方が注目されるきっかけにもなるのではないでしょうか」

芸能界が地方を元気づける起爆剤になる。そんな時代が来るかもしれない。

<ジャーナリスト・青柳雄介>

(サンデー毎日 2014.11.02号)

村上春樹:編・訳『セロニアス・モンクのいた風景』の風景

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ささやかなジャズ・ファンである私でも、ピアニストのセロニアス・モンク(1917~1982)のCDは何枚か持っています。

いい意味で、かなりクセのあるプレーヤーであり、好き嫌いも別れるかもしれません。

村上春樹:編・訳『セロニアス・モンクのいた風景』(新潮社)には、モンクについて書かれたいくつかの文章が収められています。

ちょっと嬉しいのは、何十年も前に読んだ青春ジャズ小説『ジャズ・カントリー』の著者、ナット・ヘントフのものも入っていたことでした。

それから、この本の装幀は和田誠さんですが、表紙で、モンクに煙草のハイライトを差し出している人物、よく見ると安西水丸さんです。

ちなみにハイライトのパッケージ・デザインは和田さんによるもの。

さらに裏表紙にも注目です。



これって、かつて水丸さんが描いた、モンクの後ろ姿なのです。

表紙全体が、和田さんと村上さんが、水丸さんに捧げたものだと、
村上さんは「あとがき」で触れています。



今週の「読んで書評を書いた本」は次の通りです。

谷崎潤一郎 『谷崎潤一郎対談集 藝能編』 中央公論新社

無人島セレクション編集部:編著 『無人島セレクション』 
光文社

竹内 明  『背乗り~警視庁公安部外事二課』 講談社 

逢坂 巌 『日本政治とメディア』 中公新書 

椎名 誠 『地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。』
早川書房

三浦 展 『新東京風景論』 NHK出版 

三山 喬 『夢を喰らう~キネマの怪人・古海卓二』 筑摩書房

* これらの書評は、
  発売中の『週刊新潮』(10月30日号)
  読書欄に掲載されています。


産経新聞で、「秋ドラマ」序盤戦について解説

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産経新聞が、「秋ドラマ」の序盤戦に関する特集記事を掲載しました。

この中で、個々のドラマについて解説しています。


「ドクターX」「相棒」好発進、
「綾瀬×沢尻」対決は、「クドカン」低調?
秋ドラマ戦線“序盤戦”の明暗は
地上波テレビで10月期の連続ドラマが相次いでスタートした。刑事・医療ものが乱立していた一時期に比べ、多種多様なジャンルの作品が並び、各局の個性が際立っている。

録画再生が一般化した昨今は特に、リアルタイム視聴率だけが作品の良しあしを判断する指標とはいえなくなっているものの、この数字の動向に注目が集まり、話題になるのがテレビという「メディア現象」の面白さだ。秋の連ドラ序盤戦の明暗を、数字を軸に見てみたら…。

“鉄板”2作は強い

秋の連ドラで突出した高視聴率を獲得しているのが、テレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)と「相棒season13」(水曜午後9時)。「ドクターX」は初回21・3%を出し、今年の民放連ドラでは7月期のフジテレビ系「HERO」初回26・5%に次ぐ高さを記録。第2話も20・9%と連続で20%を超え、絶好調だ。「相棒」も初回19・8%、第2話18・4%と、テレ朝陣がリードしている。

「ドクターX」は平成24年のスタート以来、今秋で3期目を迎える米倉涼子主演の医療ドラマ。往年の勧善懲悪の時代劇や西部劇をほうふつさせる痛快な展開が魅力で、昨年放送の第2期は全話平均23・0%という高視聴率を記録した。

上智大の碓井広義教授(メディア論)は「周囲の登場人物を豪華に固め、男たちの戦いという背景を描くことで、(フリーの医師として)腕一本で患者の命を救うヒロインの魅力がより際立っている。物語も分かりやすく、毎回カタルシスがある。テレ朝は『相棒』で刑事もの、『ドクターX』で医療ものという最近の“鉄板ジャンル”をブレずに押さえている」と指摘する。

「相棒」に次ぐ新たな“稼ぎ頭”の定着は、テレ朝全体にとっても大きな強み。今期は「ドクターX」放送前の「科捜研の女」第14シリーズ(木曜午後7時58分)も初回14・4%と好発進している。「相棒」「ドクターX」という人気ドラマの季節の到来が、テレ朝全体への追い風になるかも見どころになりそうだ。

「水10」の女対決

フジテレビ系では、まず「信長協奏曲」(月曜午後9時)が、数多くのヒットドラマを生んだ「月9」初の時代劇として注目を集めている。主演の小栗旬をはじめ、柴崎コウ、向井理、山田孝之…とキャスティングも豪華。

初回15・8%、第2話13・5%と堅調な滑り出しだ。現代の高校生がタイムスリップして戦国時代へ。織田信長と容姿がそっくりだったことから入れ替わって…という奇抜な設定だが、戦国の世を丹念、重厚に描いている。

また、日テレ系では「きょうは会社休みます。」(水曜午後10時)が初回14・3%、第2話17・0%と好スタートを切った。綾瀬はるかが長年、恋人のいなかった30歳の“こじらせ女子”を好演。

碓井教授は「美人でいながらちょっと天然のとぼけた感じを醸し出せるのが綾瀬さん。その魅力と役柄がうまくマッチし、ドラマには同世代の女性が共感できるような要素も多い」と話す。

一方、同じ水曜午後10時枠にはフジ系で沢尻エリカ主演「ファーストクラス」が放送され、日テレとフジの“水10の女対決”も注目の的になっている。ファッション業界を舞台に、女性同士のマウンティング(格付け)を題材にした「ファーストクラス」は初回8・8%、第2話8・3%と、日テレがリードしている。

碓井教授は「両作はまったくタイプの異なる作品で、視聴者の好みも分かれるだろう。『ファーストクラス』はデフォルメされたどぎつい世界観が特徴で、どちらかというと深夜のノリ。逆転は難しいのでは」と推測する。

ただ、「ファーストクラス」は4月期に午後11時台から放送され、登場人物がモノローグ(独白)で毒づくといった独特の演出が評判を呼んで徐々に支持を拡大。視聴率も初回6・5%から最終話10・3%へと上昇し、今回の続編制作につながった“たたき上げ”の作品ともいえる。1時間早くなった枠で、今作もバケる可能性は秘めている。
さて、日テレとの“マウンティング・バトル”の今後は…。

クドカンドラマは低調なのか?

やはり今期は、この人抜きには語れない。TBS系では「半沢直樹」を放送した日曜午後9時の日曜劇場で、宮藤官九郎さん(通称・クドカン)が脚本を手掛ける「ごめんね青春!」が話題だ。宮藤さんにとっては社会現象となったNHK朝ドラ「あまちゃん」以来の連ドラとなるが、初回10・1%、第2話7・7%と、ライバルと比べて低い。仏教系の男子高とカトリック系の女子校の合併を題材に、ユーモアやパロディーをちりばめた作風は健在だが…。

碓井教授は「笑いどころも多く、まさに『クドカンワールド』。十分面白い」とした上で、「宮藤さんのドラマはもともと『分かる視聴者だけついてこい』という作風で、決して万人向けではなく、視聴率もそれほど高くなかった。『あまちゃん』の成功は、NHKの朝ドラという枠にうまくはまったことが大きい」と分析している。

岡田恵和が描く大人向け

このほか、秋の連ドラで碓井教授が注目しているのは、NHK総合の「さよなら私」(火曜午後10時)だ。「ちゅらさん」「最後から二番目の恋」などで知られる岡田恵和さんが脚本を手掛け、40代の専業主婦と独身の女性映画プロデューサーの心が入れ替わってしまうヒューマンドラマ。

碓井教授は「アラフォー女性を類型的に描くのではなく、『生身の女性』を描こうとしている大人向けのドラマ。人間の多面性が奥深く描かれている」と称賛する。

ちなみに同作の視聴率は、初回4・9%、第2話5・1%だった。
今後、秋ドラマは中盤に向けて、どんなバトルを展開するのか。やはり、視聴率が世間の注目や流行を示す分かりやすい数字であるのは確かだろう。一方で、当然ながら作品の評価を決めるのは視聴者自身でもあることも書き添えたい。(三品貴志)

=文中の視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区

(産経新聞 2014.10.25)


太陽を「盗んだ男」と「集めた男」

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日経MJに連載しているコラム「CM裏表」。

今回は、大和ハウス工業「太陽を集めた男」編を取り上げました。


大和ハウス工業「太陽を集めた男」編
太陽光発電PR
映画オマージュ
長谷川和彦監督『太陽を盗んだ男』の公開は1979年だ。

沢田研二さん演じる中学の理科教師が東海村の原子力発電所に侵入し、液体プルトニウムを強奪。自家製の原子爆弾で、政府にローリング・ストーンズ東京公演の開催を迫ったりする。際どい内容は奇想天外にして痛快、さらに苦味も効いた秀作だった。

あれから35年。太陽は盗むものから集めるものへと変わったようだ。大和ハウス工業「太陽を集めた男」篇は、まるでサスペンス映画のような緊迫感にあふれたCMである。

謎の男・松坂桃李さんが乗った真っ赤なランボルギーニ・カウンタックを無数のパトカーが追跡するシーンなど、明らかに『太陽を盗んだ男』へのオマージュだ。ならば役所広司さんが扮する刑事はかつての菅原文太さんか。

松坂さんが目指しているのはメガソーラー(大規模太陽光発電)事業。「この国を変えてしまうような何か」という役所さんの言葉も決してオーバーではない。

(日経MJ 2014.10.27)

綾瀬はるかの代表作に!?「きょうは会社休みます。」 

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日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今週は、綾瀬はるか主演「きょうは会社休みます。」(日本テレビ)について書きました。


「きょうは会社休みます。」日本テレビ
綾瀬はるかの代表作になる異色の恋愛ドラマ
綾瀬はるかには「ICHI」や「ひみつのアッコちゃん」など、いくつもの主演映画がある。しかし、その魅力を一番引き出していたのは「プリンセス トヨトミ」だろう。

会計検査院の上司、堤真一をサポートする調査員役。生真面目で独特のカンの良さを持つ一方、超マイペースで、どこかヌケていて愛嬌がある。脇役にも関わらず、この作品のテイストを左右する存在感があった。 

そんな綾瀬にとって、「きょうは会社休みます。」(日本テレビ)はテレビドラマの代表作になるかもしれない1本だ。ヒロインの青石花笑(綾瀬)は物産会社の地味なOL。30歳だが、いわゆる男性経験はゼロである。

そんな彼女が9歳年下のバイト青年(福士蒼汰)と一夜を共にしてしまう。恋愛に不慣れで自分の気持ちに対応できず、小さなことで一喜一憂しする綾瀬。しかも同じビルにある会社のイケメン経営者(玉木宏)まで接近してくるではないか。 

美人でいながらちょっと天然のとぼけた感じを醸し出せるのが綾瀬だ。その魅力と今回の役柄がうまくマッチしており、世間知らずと不器用さと妄想癖にもほどがあるヒロインに、つい共感してしまう。

気がつけば「福士も玉木も彼女を傷つけたら承知しねえぞ!」とケンカ腰で視聴する始末だ。綾瀬はるかの“空気投げ”的演技が冴える、異色の恋愛ドラマである。

(日刊ゲンダイ 2014.10.28)

【気まぐれ写真館】 4年生ゼミ 2014.10.29

【気まぐれ写真館】 キャンパスからの夕景 2014.10.29

解説した、アサヒ芸能の特集記事「干された芸能人」全文(1)

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解説した、アサヒ芸能の特集記事「干された芸能人」が、アサ芸のサイトにアップされました。

以下に転載しておきます。


“干された芸能人”のタブー真相を一挙暴露
「舌禍でご愁傷様篇」(1)
たったひと言で、今まで築き上げた芸能人生がもろくも崩れ去ってしまうことがある。「舌禍」を招いた芸能人たちに待ち受けていた過酷な運命とは──!?

「今回のことは深く反省し、それを受け止めて反省の日々に入らせていただきます‥‥」

2009年4月28日、同月13日に「誠のサイキック青年団」(ABCラジオ)の関連イベントで“不適切発言”があったとし、号泣会見を行ったのは北野誠(55)だった。21年間続いた同番組を突然打ち切るだけにとどまらず、次々とレギュラー番組を降板。そして無期限の謹慎処分を発表するに至った問題発言とはいったい何だったのか。

「藤原紀香と陣内智則の離婚の話題に際し、『紀香の事務所は○○○』などと言ってしまったことで、同事務所の幹部が激怒したと言われていますが‥‥」(ワイドショー関係者)

げに恐ろしき芸能界の圧力かと思いきや、事実は違うというのだ。芸能評論家の肥留間正明氏が言う。

「周辺の人間がその幹部に対して気を遣い、さらに各メディアが北野さんの起用を自主規制した、と言われています」

現に、「幹部は『俺、全然知らなかったんだよね』と言っていたとか」(ワイドショー関係者)との証言もあり、“過剰な配慮”が背景にあった模様だ。北野はその後、約1年間謹慎し、現在は地方局を中心に慎ましく活動している。

さて、芸能界において最も有名な舌禍事件の一つといえば、「トイレはCM中に」失言の乱一世(64)だろう。乱にインタビューしたライターが明かす。

「彼は97年に『トゥナイト2』(テレビ朝日系)で、『今日はすごいものをお見せしますよ。これからCMですけど、この2分の間にトイレに行きたい方はどうぞ』と、一種のあおり文句として発したのですが、偶然放送を見ていた広告主協会の幹部が激怒した。即日、テレ朝に彼の休養勧告をしたのです」

以降、華やかだった乱の生活が一変する。

「全レギュラー降板はもちろん、特に『あんなに多かった夜遊びの誘いが皆無になった』とショックを受けていました」(ライター)

同業者からもまるで“腫れ物”扱いとなってしまったようだが、そうなるのも致し方ないという。上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏が解説する。

「乱さんの発言は、年間何億という広告費を払って番組提供をするという、放送ビジネスの基本構造を否定したに等しく、触れてはいけないことでした。それでは芸能界における自分の足場を揺さぶりかねません」

(アサヒ芸能 2014.10.30号)

解説した、アサヒ芸能「干された芸能人」記事全文(その2)

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解説した、アサヒ芸能の特集記事「干された芸能人」が、アサ芸のサイトにアップされました。

以下に、そのパート2を転載しておきます。


“干された芸能人”のタブー真相を一挙暴露
「傷痕を残した不祥事篇」
芸能人がイメージを売る商売である以上、不祥事は命取りになりうる。事情はそれぞれだが、スターたちの痛恨のミスを紹介しよう。

独特の存在感を発揮してきた女優・江角マキコ(47)はそもそも、04年の「国民年金未納問題」でミソをつけていた。そして、さらに今年8月、週刊誌のスクープ記事で彼女のマネジャーが、江角と長嶋一茂家とのトラブルを原因として一茂宅に落書きをしていたことが発覚。大問題になった。テレビ関係者が言う。

「なぜマネジャーがあのような行為に出たかはわかりませんが、江角と一茂の妻との確執を江角の周囲が不快に思っていたのは事実でしょう。結局、この件は業界の実力者が手打ちに入ったとも、有力テレビマンである江角の夫が火消しに走ったとも言われています。とはいえ、イメージの著しい悪化は避けられず、すでに次々と番組を降板させられるとの話も出ている」

江角の古傷・年金問題ではないが、12年、やはり税金原資の「生活保護不正受給」が原因で不祥事となったのは、次長課長の河本準一(39)。なんと彼の母親が、河本がメジャーとなったあとも生活保護費を受け取っていたことが発覚したのだ。当初、ツイッター上で河本が強気のカキコミをしていたことも相まって(のちに全面的に反省の意を示したが)、世間から大バッシングを受けるハメに‥‥。

「社会問題化しましたからね。『よしもと』という巨大組織でもかばいきれなかった。江角もそうですが、こういう場合は局などへのクレームがきつい。スポンサーのことを考えると躊躇してしまうでしょう」(二田氏)

同じく12年、いかにも芸能人の脇の甘さを感じさせたのが、ほしのあき(37)らによる「ペニオク詐欺」への協力行為であった。グラビア関係者が語る。

「そもそも夫(三浦皇成騎手)の関係者から評判がよくなかったのに、この事件でさらにガタ落ちです。ほしのが夫の家庭放棄などの所業を訴えても、誰からも相手にしてもらえない始末だった。ただ、ほしのにはグラビア時代から、松金ようこ(32)や熊田曜子(32)らとの深い横のつきあいから、断り切れない事情があったという同情の声もありますが‥‥」

これら、不祥事に関しても碓井教授は、「河本さんやほしのさんの不正の問題は、シンプルにズルい。庶民感情的に“ズルして儲けた”は認められませんよ、当たり前だけど」

当然のことだろう。

社会的事件との絡みで批判を強く受けたのが、演歌界の大ベテラン・細川たかし(64)である。07年に詐欺事件となった「円天」のコンサートに中心的出演者として協力していたこと、また翌08年には、折しも暴排法施行が議論を呼ぶ中、暴力団幹部とのゴルフコンペに参加したとして、紅白出演を辞退したのだ。

もっとも二田氏は、「ほとぼりが冷めるまで‥‥、ということでしょうね。演歌歌手はレギュラー番組があるわけじゃないし、興行が主なので、それほどダメージがあったとは思えません」

昔ながらの演歌界、興行界の事情を察した意見も出た。

「興行という仕事は(暴力団との関係が)露骨じゃなくなっただけで、暴力団の親分と知らずに写真を撮ることもある。また、撮ってくれと言われれば撮らざるをえないのが実情でしょう」(肥留間氏)

社会的制裁ではないが、“業界的な不祥事”が問題となったのは真中瞳(34)=現・東風万智子=だ。「進ぬ!電波少年」(日本テレビ系)で一躍ブレイクしたあと、00年、「ニュースステーション」(テレビ朝日系)に大抜擢されたが、なんと同時間帯のドラマ番組にブッキングするというミスを犯してしまったのである。

「正月の特番ならともかく、そんなことをしてしまったら業界のルール違反です。彼女というより事務所のミスでしょうが」(二田氏)

今年5月、香里奈(30)は写真週刊誌に大股開きの写真の存在をスッパ抜かれ、活動休止状態にある。

「出元は彼氏の友人とも言われています。そもそも、ホントに彼氏だったのか、ただの友人だったのかも曖昧です。これ以上のイメージダウンを避けるために“恋人”と発表した可能性もある。また、写真の下半身は修整済みで、実際は下着を付けていなかったという噂まであります」(芸能記者)

オシャレさが売りの芸能人には致命的な不祥事だったか‥‥。

(アサヒ芸能 2014.10.30号)

金曜オトナイトで、「ゆーとぴあ」のホープさんと・・・

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今週のBSジャパン「大竹まことの金曜オトナイト」。

ゲストは、「ゆーとぴあ」のホープさんでした。

「ゆーとぴあ」といえば、あの「ゴムパッチン」と、「よろしくね!」です。



コンビは超売れっ子になった後、今度は一挙に下り坂となり、さらにホープさんは4つのガンの同時発症で余命わずかと宣告され、手術、そして生還、でも仕事はないまま(笑)・・・

いやあ、波乱万丈な男一代記を披露して下さいました。

ホープさんが語ると、悲惨な出来事も笑い話になっていて、「さすが生粋の芸人さんだなあ」と感心しきりでした。

可笑しかったのは、治療のための輸血で、体調や感覚も変わったという話。

以前より、アチコチ元気になったそうなのです。

現在は、どこぞのママさんのお世話になっているとか、いないとか(笑)。

ぜひ長生きしてください。



今週の「もえちゃん」
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