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【気まぐれ写真館】 2014年12月8日の夕景 


2014年の放送業界を振り返る

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北海道新聞に連載している「碓井広義の放送時評」。

今年のラストということで、この1年を総括しました。


今年の業界を振り返って
NHK会長 問題発言連発
ドラマ充実 女優たち牽引
波乱の幕開けだった。1月、NHK会長に就任した籾井勝人氏がいきなり従軍慰安婦や特定秘密保護法について問題発言を連発したのだ。特に「政府が右と言っているものを、われわれが左と言うわけにはいかない」という言葉は、権力を監視し、必要な批判を行うジャーナリズムの使命を放棄するに等しい。この籾井会長に関しては、1500人を超すNHKのOBが辞任を求める要望書を提出するなどの動きが現在も続いている。

続いて起きたのがドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)の騒動だ。実在の児童養護施設から内容・表現に対する抗議があり、スポンサーがCMを自粛。放送中止も論じられる異常事態となった。原因はエンターテインメント性を優先させるあまり、現実を物語に取り込む際に必要な配慮と丁寧さを欠いていた点にある。また一方で、今後扱うテーマや表現について萎縮や自粛が生じる可能性、負の遺産を残してしまった。

とはいえ今年のドラマには見るべきものも多かった。NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」は、全話を通じた平均世帯視聴率は関東地区で22.6%と過去10年の最高記録を達成。朝ドラの王道である女性の成長物語に、大正期の不倫スキャンダルなど通俗性を加味した展開が見事だった。もちろん、それを体現したのは吉高由里子と仲間由紀恵だ。

「花子とアン」に限らず、今年のドラマの特色として女優たちの牽引力が挙げられる。「続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)の小泉今日子。「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の米倉涼子。「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)の綾瀬はるか。「さよなら私」(NHK)の永作博美と石田ゆり子など。中でも「さよなら私」は今年のベストとも言えるドラマだ。

高校時代からの親友同士が41歳になり、永作は専業主婦、石田は独身の映画プロデューサーとして働いている。しかもふとしたきっかけで永作は夫(藤木直人)の浮気相手が石田であることを知る。言い争う2人だったが、突然互いの心(意識)が入れ替わってしまう。不安と戸惑いの中で過ごすうち、今度は永作がガンに冒されていることが分かる。

脚本は「続・最後から二番目の恋」も手掛けた岡田惠和だ。この年代の女性たちの微妙な心理を、本音と建前も含めて丁寧に描き出す。また永作と石田は複雑な役柄を繊細な演技で表現。大人が見るべき1本になっていた。

(北海道新聞 2014年12月08日)

ドラマ「黒服物語」は、オトナの社会見学

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日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今週は、テレビ朝日のドラマ「黒服物語」について書きました。


「黒服物語」(テレビ朝日系)
斯界の“ダブルスタンダード”がよくわかる
オトナの社会見学
「黒服物語」(テレビ朝日系)が今週、最終回を迎える。舞台は池袋のキャバクラ「ジュリエット」。浪人生だった青年(Sexy Zone中島健人)が黒服として入店し、夜の世界で成長していくというお話だ。

ちなみに黒服はキャスト(キャバクラではホステスをこう呼ぶ)のサポート役で、マネージャー的存在なり。

このドラマ、キャバクラの基礎知識から内部事情までを学べる、いわばオトナの社会見学だと思えばいい。キャスト同士、黒服同士の戦い。ご法度となっているキャストと黒服の恋愛。ライバル店による嫌がらせや引き抜きなどの営業妨害。さらに客としてどう振る舞うべきかのヒントもある。

キャスト陣も賑やかだ。佐々木希、黒川智花、AKB48の柏木由紀と入山杏奈、そして筧美和子などが艶姿を競っている。中でも小悪魔型キャストの入山が光る。客の歓心を買いながらも巧みにかわしていく手練手管がいっそアッパレなのだ。

銀座のクラブでホステスのアルバイト経験をもつ女子学生を、日本テレビが「アナウンサー内定取り消し」としたことで裁判になっている。この件では、職業差別、女性差別、清廉性の問題など、テレビ局の社内的ダブルスタンダード(二重基準)が露呈した感がある。法廷での展開に注目だ。

いや、もちろんジュリエットのキャストたちの今後も気になります。

(日刊ゲンダイ 2014.12.10)

【気まぐれ写真館】 2014年12月10日の夕景

解説した、「NHK紅白」特集記事の全文

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解説した、アサヒ芸能の「NHK紅白歌合戦」特集記事。

その全文、以下の通りです。


「紅白」女の当落
「場外バトル」を生中継する!
歌は世につれ世は歌につれ、今年も出演者が決まりましたNHK「紅白歌合戦」。選ばれた人、選ばれなかった人、そして断った人。何より気になるのが紅組──女たちの場外バトルでございます。お茶の間をにぎわせる大みそかの歌の祭典の舞台裏。皆様に余すところなく生中継でお届けします。

11月26日にNHKが「紅白歌合戦」の出場歌手を発表した。全51組中、初出場は5組。今年は目玉なしとの声が強いが、決定まで話題になったのは大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」の「レリゴー」(「Let It Go~ありのままで~」)を誰が歌うのか? ということだろう。なぜならこれには「4人の女が絡み合う」からだ。

英語版ではイディナ・メンゼル(43)が歌い、日本語吹き替え版では、松たか子(37)が、エンディングではMay J.(26)が「レリゴー」を歌っているのだ。しかも神田沙也加(28)が挿入歌を担当している。もちろん、NHKは松に対して必死の交渉を繰り広げていた。

しかし、松は、「出演したら本業の歌手の方に失礼です」と、色よい返事をしなかったのである。その原因は今年1月に公開した映画「小さいおうち」だという。山田洋次監督との仕事により、再度、女優の楽しさに目覚めた松は、「今は、基本的にお芝居のお仕事をしたい」と周囲に主張していた。そんな松に対しNHKは10月頃、“最強の刺客”を差し向けた。

NHK関係者が語る。

「大河などで松さんときわめて近い関係にあるプロデューサーを通して説得を続けたんです。さすがに松さんも強く断れず、曖昧な受け答えをしていました」

この態度をNHKサイドは「好感触」と捉え、局内の紅白に関連する部署では「出そうだ」ということで盛り上がることになった。

今となってはむなしい“お祭り”騒ぎとなったが、松は発表翌日に妊娠6カ月であることを公表した。しかし、現在は8年ぶりに映画化される「HERO」の撮影中であり、妊娠が固辞の理由とは言えない。最後まで「出演辞退も怖くないわ」という気持ちだったのか‥‥。結局、NHKは「アナ雪」特設コーナーを設け、May J.と神田沙也加をスタジオに、本家のイディナ・メンゼルがNYから中継する形で放映する予定だ。

松に関してもいまだ諦めてはいないようで、「そこに松さんがサプライズ出演する可能性はわずかながら残っています」(NHK関係者)

しぶとく交渉は続いているようだ。

さて、今年で65回を迎える紅白だが、「時代遅れ」の感は否めない。上智大学文学部新聞学科の碓井広義教授(メディア論)が語る。

「紅白が変わったというより、視聴者側が変わったと言えるでしょう。視聴者のテレビに対するスタンスが変わってしまった。今の視聴者にとっての『メディアの優先順位』で、何が自分にとって大事か? と考えると必ずしもテレビは一番ではありませんから」

最高視聴率81.4%の記録を持つ大みそかの恒例行事は、すでに役割を終えているのか──。

碓井教授が続ける。

「家族・家庭のあり方が個人主義どころか『バラバラ主義』になってしまいました。家庭にテレビが一台、そこにみんなが集まって観るというスタイルが変わってしまったということです。そうした流れに紅白も巻き込まれていったということでしょう」

それでも一部の歌手にとって紅白出場は喉から手が出るほど欲しいもの。昨年“御大”北島三郎が「勇退」という名の「リストラ」にあった時点で、次のターゲットになっていたのは和田アキ子(64)だ。

「歌唱力は別として、CDが売れていません。3年前からNHKは、『アッコ切り』を本気で考えるようになった。ネックは綾瀬はるかも所属する事務所の力です。切るのはいいけど『一斉に引き揚げる』ということになりかねないので切れません」(NHK関係者)

和田は出演者リストに自分の名前があった瞬間、安堵の表情を浮かべたという。

泣きを見たのが小林幸子(60)である。今年は芸能生活50年の節目の年。武道館でのコンサートも行い、「NHKの人も見に来てくれた」と、紅白出演に執念を見せたが‥‥。

芸能記者が語る。

「派手な衣装でテレビに出ている姿が地方視聴者の反感を買い、抗議が来るようになって落選しました」

小林は、すでに紅白用のド派手電飾衣装も注文していたという。

そんな悲喜劇をよそ目に、驚きを与えたのが薬師丸ひろ子(50)の出演だ。彼女は82年に「セーラー服と機関銃」でオファーを受けるも大学受験を理由に辞退している。昨年は、あくまで朝ドラ「あまちゃん」の「鈴鹿ひろ美」として出場したことから、今回が初出場となった。話は「あまちゃん」に遡る。

「ドラマで歌を歌うということでボイストレーニングをしました。昨年の紅白で歌うと、想像以上の歌声でした」(NHK関係者)

そこをNHKがくすぐった。「ボイトレまでしてもったいない」「視聴者から大反響」──本人もすっかりその気になり、「ナマで歌うのもいいかも☆」と快諾したという。デビュー作「野性の証明」で高倉健と共演したこともあり、舞台プランが着々と練られているという。

「健さんとのデビュー作のワンシーンで登場し、『セーラー服──』を歌います。昨年亡くなった大滝詠一さん作曲の『探偵物語』にスイッチして、出演がかなわなかった竹内まりやさんが薬師丸さんのために書き下ろした『元気を出して』でシメる」(NHK関係者)

まさに薬師丸ひろ子歌謡ショー。本人も「カ・イ・カ・ン」になることは間違いない。現在、薬師丸は専用トレーナーの下でレッスンに励んでいるという。

もう一人のサプライズが12年ぶりに出演する中島みゆき(62)だ。朝ドラ「マッサン」の主題歌を歌っているが、本人はいたってマイペース。すでに年末年始を海外で過ごすことを決めており、「旅行のキャンセル料が発生するから出られない」と、断り続けていた。そんな中島が出演を決めたのは、なんと発表6時間前だったという。

「前回は黒部ダムからの中継でした。年明けから『マッサン』は北海道の余市編が始まります。当然、余市からの中継でしょう」(芸能記者)

ところで、ここで考えたいのが、外国人歌手がカタカナなのにもかかわらず、出演者にあまりにもローマ字の名前が多いことである。初出場の「SEKAI NO OWARI」という名前を見て「何じゃそら?」と首をかしげるのは、多くの中高年にとって自然なことだろう。

「ここしばらく紅白は『対症療法』を行っているという印象は否めません。何となく状況に合わせる形で、こっちで求められているものを用意し、あっちが欲しがるものも並べてみましたという、まるで潰れかけの総合デパートみたいです。本当はNHKとして『紅白とはこういうもの』という、『紅白の哲学』を考えるべきでしょう」(碓井教授)

ここまで場外バトルを紹介したが、今年の紅白はリアルバトルが勃発するかもしれない。そう、サザンオールスターズの特別出演と、長渕剛(58)の出演である。桑田佳祐(58)は20年前に「すべての歌に懺悔しな」で、「テレビにゃ出ないと言ったのにドラマの主役にゃ燃えている」などと、長渕をコキ下ろした。これに長渕が「絶対に許さない」と激怒。桑田がボディガードをつけることになったのだ。

「今回はコンサート会場からの中継です。演出も指示も一切しない。桑田さんは紅白で、突然、三波春夫さんのモノマネをするなど“前科”がありますので『すべての歌に──』をいきなり歌われたら‥‥」(NHK関係者)

最もスリリングな時間を提供するのは、ずばり、サザンであると言えよう。もはや歌とは無関係な話題ばかりが先行する紅白。なぜ、本来の意味を失っても番組を継続するのか、疑問に思うところだろう。

「視聴者にとってというより、公共放送にとっての『紅白』という思いがあるのかもしれません。NHKにとって、3大『記号』『シンボル』は『朝ドラ』『大河』『紅白』です。『朝ドラ・大河』がドラマの看板、エンターテインメントの看板が『紅白』です。やめるのは簡単ですが、手放したらNHKは多くのテレビ局のワンノブゼムになってしまうのではないか、という思いがあるのではないでしょうか」(碓井教授)

除夜の鐘を前に、戦いのゴングは鳴るか──。

(アサヒ芸能 2014.12.11号)


授業「視聴覚教育」で、収録のリハーサル

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実習系の授業「視聴覚教育」で、収録のリハーサルを行いました。

各グループ毎に、自分たちで企画したキャンペーンを映像化します。

動き、台詞、カメラワークなども工夫しながら、短い時間の中で、いかに表現するか。

ゼロからオリジナルを作るというのは、大変ですが面白い作業なのです(笑)。








【気まぐれ写真館】 たまには、カフェ(?)でゼミ

将門(まさかど)の霊力、いまだ衰えず!?

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朝日新聞の朝刊に、平将門の「首塚」に関する記事が掲載されて
いました。

大手町のビル街に、今も鎮座する将門です。

ちょうど今、「メディアと文化(表象文化論)」という授業で、荒俣宏
さんの原作と実相寺昭雄監督の映画『帝都物語』を取り上げている最中。

まさに「将門」に触れていた時だったので、びっくりしました。

いやあ、その霊力は一向に衰えてはいないようです(笑)。


たたり恐れ?「首塚」残る
大手町の再開発計画
三井不動産などは11日、東京・大手町の三井物産本社ビル、旧プロミス本社ビルなど3棟を再開発し、超高層ビル2棟を建てる計画を発表した。敷地の一角にある「将門の首塚」は計画に含まれず、周囲は緑地にするという。「撤去しようとしたGHQ(連合国軍総司令部)の重機が横転した」など、たたりがあるという言い伝えがある。

首塚は東京都指定の文化財で、敷地は都の所有。平安時代の武将、平将門(まさかど)の飛んできた首をまつったとされる。道路に囲まれた四角形の開発予定地の中で、首塚の一角だけが切り取られたように抜け落ちている。三井不動産広報は「神聖で大切な場所と認識している」と話している。

計画では、2万900平方メートルの敷地に41階建て約200メートルと30階建て約160メートルのビルをつくり、オフィスやホテル、コンサートもできる多目的ホールが入る。投資額は約1700億円。(上栗崇)

(朝日新聞 2014.12.12)



「金曜オトナイト」で、山本晋也監督と・・・

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12日(金)放送の「大竹まことの金曜オトナイト」。

ゲストは山本晋也監督でした。

山本監督といえば、膨大な数のポルノ映画もそうですが、ワイドショー「トゥナイト」(テレビ朝日)のレポーターのイメージも強いです。

性風俗のルポ、よく見たもんなあ(笑)。

監督の「ほとんどビョーキ」というフレーズも流行語になりました。






今回、面白かったのは、50年前の東京オリンピック開催の時、事前に風俗関係の“浄化作戦”が展開されたという体験談。

現在、書籍に関する規制が始まっていますが、監督によれば「それは目くらまし」で、本丸は風俗業界を抑え込むことだそうです。

「海外からのお客さまに対して恥ずかしくないように」という大義名分で、「無いことにしちゃう」わけですね。

それから、当時、ポルノ女優さんの一人からアプローチされたけど、「商品に手を出さない」主義の監督はこれを無視。

後年、その女優さんは結婚して、自分の子供を「晋也」と命名したそうな。

「うーん、すごいですねえ」(笑)というエピソードでした。



山本監督は、もえちゃんの大ファン

徳大寺有恒さんに、合掌

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クルマ雑誌は、主に「ENGINE」と「ベストカー」を愛読しています。

「ベストカー」は隔週刊というテンポがちょうどいい。

この雑誌で楽しみにしているのが、3つのページです。

清水草一さんと前澤義雄さんの「デザイン水かけ論」。

テリー伊藤さんの「お笑い自動車研究所」。

そして、徳大寺有恒さんの「俺と疾れ!!」でした。

でした、と書かなくてはならないのが実に残念。

徳大寺さんが、11月7日に亡くなってしまったのです。


実は亡くなった後から出た「ベストカー」にも、「俺と疾れ!!」は連載されていました。



まるで、それまでと何も変わっていないかのように、「徳さんへの質問をメールでも受け付けます!」の文字もあって。

でも、もう徳大寺さんは、いらっしゃらないんですねえ。

多くの人と同様に、私が徳大寺さんを知ったのは、その著書『間違いだらけのクルマ選び』でした。

毎年、毎年、新しいものが出るのを楽しみにしていました。

しっかりこの本の影響を受けていて、80年代に、2代目ゴルフを手に入れています。

とにかく、クルマに関する基礎というか、本質というか、教えて下さったのは徳大寺さんでした。


番組で、ご一緒したこともあります。

というか、作り手として、番組に出ていただいたんですね。

90年代、NHKの近くにあった渋谷ビデオスタジオの地下駐車場で、徳大寺さんをお迎えしたことを覚えています。

乗っていらしたクルマは、ジャガーとかではなく、確かローバーだったような・・・。

まったく偉そうな素振りはなく、丁寧に挨拶されて、その日のスタジオも、とても協力的でした。

収録が終わり、徳大寺さんが運転するクルマが、駐車場からゆったりと出ていった光景も忘れていません。

「ベストカー」最新号の表紙、「ありがとう徳さん」の文字を眺めながら、合掌です。



今週の「読んで書評を書いた本」は次の通りです。

<長め>
松岡圭祐 『探偵の探偵』 講談社

宮沢章夫 『NHKニッポン戦後サブカルチャー史』 NHK出版

小山力也 『古本屋ツアー・イン・神保町』 本の雑誌社

橋本麻里 『京都で日本美術を見る~京都国立博物館』 
集英社クリエイティブ

* これらの書評は、
  発売中の『週刊新潮』(12月18日春待月増大号)
  読書欄に掲載されています。

覚悟せねば・・・

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晴天の昨日、投票に行ってきました。

たかが1票、されど1票です。

とはいえ、結果としては予想通りの「自民・公明の地滑り的勝利」。

政権与党が、自分たちで何でも決めて、何でも出来てしまう4年間が始まります。

と言うか、すでに、かなり何でもやっちゃっている。

でも、これまで以上に、あれこれ覚悟せねば。

もちろん憲法を変えることも可能だ。

いや、きっと変えていくだろう。

権力はどこまで暴走するのか。

行けるところまで?

メディアはどこまで監視役、そしてストッパーたり得るのか。

うーん、安倍政権下のこの2年を振り返ると、どうにも、こころ元ない。

やはり、覚悟せねば、なのです。

「FLASH」で、井上真央さんについてコメント

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発売中の「FLASH」最新号に、井上真央さんに関する記事が掲載されました。

この中で、コメントしています。


記事タイトル:
だから、井上真央はNHKに寵愛される

詳しくは本誌をご覧いただくとして、記事の構成は以下の通りです・・・・

・2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のこと。

・主演は、朝ドラ「おひさま」でもヒロインを演じた井上真央。

・朝ドラと大河の両方のヒロインを務めた女優は、松嶋菜々子、宮崎あおい、そして井上真央の3人しかいない。

・NHKのギャラは決して高くないが、井上は子役時代から現在まで出演を続けてきた。

・NHK関係者によるデビュー当時の話。

・以前所属していた事務所の田村社長の話。

・一時、芸能活動を休止して、明治大学に進学。卒論は大女優・杉村春子。

・「おひさま」主演の頃、収録後も演技を振り返り、反省していたというエピソード。

・「花燃ゆ」の関係者が、「気遣いができる。時代背景も勉強している」と評価。


・・・・そして、私のコメントになります。

“NHKの寵愛”をメディア論が専門の上智大学・碓井広義教授はこう見る。

「井上さんはNHKが求める“イメージのいい”女優像に合致した人物。NHKのメイン視聴者は年配層。『おひさま』出演時には『字がきれい』『箸の持ち方が上手』と年配層から絶賛された。9年連続で映画にも出演し、『お金を払ってでも見たい』女優として、人気も実力も人柄も申し分ないからだろう」

前出・田村社長もこう断言する。

「彼女は中学生のときから一度も音を上げなかった。今回の大河も絶対大丈夫だと確信しています」

しばらくNHKからの寵愛が色褪せることは、ない。

(FLASH 2014.12.30号)

「TV見るべきものは!!」年末拡大スペシャル

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日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

年内のラストということで、今週は「年末拡大版」です。

この1年を振り返りました。


ジャーナリズム機能低下の報道
女優たちの牽引力が支えたドラマ
今年の放送界は波乱の幕開けだった。1月に籾井勝人氏がNHK会長に就任し、いきなり従軍慰安婦や特定秘密保護法について問題発言を連発したのだ。特に「政府が右と言っているものを、われわれが左と言うわけにはいかない」という言葉は、権力を監視し批判を行うジャーナリズムの使命を完全に放棄する暴言だった。

こうした人物がトップに居すわる以上、報道の現場に影響が出ないはずがない。たとえば安倍政権が集団的自衛権の行使を閣議決定した7月1日夜の「ニュースウオッチ9」。大越健介キャスターは「集団的自衛権というカードを持つことで、協力だけではなく日本への脅威を抑止するという性格が強まります」と利点を強調しながら伝えていた。まるで政府広報だ。この1年、政府をアシストする報道は民放でもNHK以上に広がっている。

続いてドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)の騒動が起きた。実在の児童養護施設から内容・表現に対する抗議があり、スポンサーがCMを自粛。放送中止の声も上がる異常事態となる。エンターテインメント性を優先し、現実を物語に取り込む際の配慮と丁寧さを欠いていたことに原因があった。また今後ドラマが扱うテーマや表現に萎縮や自粛が生じる可能性を残したことも事実だ。

しかし今年のドラマには見るべきものも多かった。NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」は全話の平均世帯視聴率が22.6%で過去10年間の最高記録となった。朝ドラの王道である女性の成長物語に不倫スキャンダルなど通俗性を加味した展開が見事だった。それを体現したのは吉高由里子と仲間由紀恵だ。

この2人をはじめ、ドラマが女優たちの強い牽引力に支えられた1年だった。「続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)の小泉今日子。「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(同)の上戸彩と吉瀬美智子。「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の米倉涼子。そして「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)の綾瀬はるかも大健闘だ。

中でも永作博美と石田ゆり子の「さよなら私」(NHK)は今年のベストとも言えるドラマだった。高校時代からの親友同士が41歳になり、永作は専業主婦、石田は独身の映画プロデューサーだ。しかもふとしたきっかけで永作は夫(藤木直人)の浮気相手が石田であることを知る。言い争う2人だったが、突然互いの心(意識)が入れ替わってしまう。不安と戸惑いの中で過ごすうち、今度は永作ががんに侵されていることが分かる。

脚本は「続・最後から二番目の恋」も手掛けた岡田惠和だ。この年代の女性たちの微妙な心理を本音と建前も含めて丁寧に描いていた。また永作と石田も複雑な役柄を繊細な演技で表現し、大人が見るべき1本となった。

(日刊ゲンダイ 2014.12.17)

今週の「金曜オトナイト」は、光浦靖子さんと・・・

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2014年12月19日(金)
夜11時30分~深夜0時00分
大竹まことの金曜オトナイト 

【ゲスト】光浦靖子さん






◆流出ワイド◆

(秘)20代男性の18.0%が処分済み!?

(秘)男子がイラつく「イイ女風」女子のセリフとは!?

(秘)子どもの写真入り年賀状アリ?ナシ?

(秘)美人だからこそ苦労することは!?

◆文化情報コーナー◆

光浦靖子おススメの本
『八日目の蝉』著者:角田光代

思いがけず、不倫相手の子どもを誘拐し育てた女性と、
育てられた娘の壮絶な運命を描いた一冊

【気まぐれ写真館】 札幌 2014.12.19


HTB「イチオシ!」で、高橋春花アナウンサーと・・・

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札幌で、HTB北海道テレビ「イチオシ!」生出演。

今週は、司会の国井美佐アナがお休み中で、代わりに高橋春花(はるか)アナがMC席に。



これまで外からの中継で見てきた高橋アナですが、スタジオでも堂々たる進行ぶりでした。

持ち味は度胸と愛嬌ですね(笑)。

いずれHTBを背負う、人気の看板アナになっていくに違いありません。

フジテレビ「安藤優子&高橋克実」新番組についてコメント

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日刊ゲンダイに、フジテレビの新・情報ワイド番組に関する記事が掲載されました。

この中で、コメントしています。


俳優・高橋克実を相棒に
安藤優子が挑む「ミヤネ屋」の壁
打倒「ミヤネ屋」の最終兵器は、お台場の女帝だった。

日刊ゲンダイが16日に報じた「フジテレビ昼の新番組 高橋克実MC内定情報」。その高橋とコンビを組むMCに安藤優子(56)の起用が明らかになった。

新番組のタイトルは未定だが、来年4月からスタートする平日午後2時からの2時間枠。宮根誠司(51)が司会の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)の真裏である。「知りたいことを! 知りたいように! 知りたいだけ!」を掲げ、政治、経済、事件、事故、流行、芸能、健康、グルメ……と、あらゆるジャンルを生放送で取り上げ、ゴッタ煮の情報番組をつくるという。

あくまで報道キャスターにこだわり続けた安藤だが、古巣の「スーパーニュース」を来年3月末で降板。前々身の「スーパータイム」から27年間、同局の報道番組でニュースを読んできた。さらにさかのぼれば、80年のテレビデビューから報道一筋という大御所が、大きな転身を図ることになる。

「数年前から彼女の『スーパーニュース』卒業は懸案事項でした。しかし、視聴率もそこそこだし、瑕疵もないのに降板させる理由がない。今回の打倒・宮根という役回りは、“女帝”のプライドを満足させた上で番組を卒業させるにはウルトラC級の妙案です。宮根の対抗馬に安藤なら話題性も十分だし、いい勝負になる。フジにとってはまさに一石二鳥の人事です」(テレビ関係者)

安藤にとっては先日、ライバルとなる宮根とコンビを組んだ総選挙特番が報道キャスターとして最後の花道だった。どうりで2人の会話がギクシャクしていたわけである。

俳優の高橋と報道の安藤という凸凹コンビ。上智大教授(メディア論)の碓井広義氏は、「近年のフジの昼の情報番組では久々に見る気にさせる企画」とこう続ける。

「MCの2人とも50代でそれぞれのキャリアを持つ方。用意された台本を読むだけでなく、持論を織り交ぜ、これまでのフジにはなかった良質な昼の情報番組を提供してくれるのでは。視聴者の多くが主婦という時間帯です。バリバリ外で働いてきた安藤さんが手放しで受け入れられるとは思いませんが、夕方のニュース番組でも同じような経験はしてきたでしょう。その辺の手練手管は心得ているはず。長い間“店を任されてきたママ”の手腕も込みで、新番組が楽しみです」

番組が始まる来年4月1日に54歳の誕生日を迎える高橋。MC2人の年齢を足すと110歳。テレビ界の「今太閤」と呼ばれる宮根も、女帝と中年ビリケンのコンビには戦々恐々だろう。

(日刊ゲンダイ 2014.12.19)

年内ラストの「イチオシ!モーニング」土曜日

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「イチオシ!モーニング」土曜日の面々

HTB北海道テレビの「イチオシ!モーニング」。

土曜日は、今日が年内ラスト(平日版は来週まで)でした。

生放送というのは当然緊張感があるのですが、その上で、この土曜版が持っている「ゆるやかな雰囲気」が好きです。

道内の皆さま、今年もお世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。



スポーツ担当の室岡里美アナ


野球解説の岩本勉さん


ファイターズガールの菅又千夏さん


愛里さん、依田アナ、室岡アナ、岩本さん


今週の「木村愛里さん」

サッポロファクトリーで、<未来の遊園地>を見学

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紫舟+チームラボ
「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」


「イチオシ!モーニング」でも紹介していたイベント『チームラボ 学ぶ!未来の遊園地 at ユメミル☆ひろば』を見学してきました。

最新テクノロジーを駆使した、新感覚の体験型イベントです。

コドモだけでなく、オトナも楽しい。

日本のセンサー技術が凄いことを実感しました。



「お絵かき水族館」


「光のボールでオーケストラ」


「天才ケンケンパ」


「つながる!積み木列車」


「小人が住まうテーブル」


▼チームラボ 学ぶ!未来の遊園地 とは

共同で創造する「共創(きょうそう)」の体験を学ぶ遊園地です。

現状の教育は、暗記重視で、クリエイティブな面は伸ばされるどころか、押さえつけられます。

そして、小さい頃から徹底して均質的な能力を伸ばすことに集中されます。宿題は個人で行い、テストも個人で受け、受験は個人で評価されます。

つまり、個人プレイを叩きこまれているのです。

しかし、社会では、チームでクリエイティブな成果を出す力が非常に大事になってきていると思っています。

「共創」、それが、今、子どもたちの学びにとってもっとも大事だと思っています。

最新のデジタルテクノロジーを使い、子どもたちが同じ空間で、自由に体を動かし、互いに影響を与えながら、共同的で創造的でアートな体験を楽しむ。

そのような体験を通して、共同で創造していくことができる人間になってもらいたい、そういう願いから生まれた未来の遊園地です。

http://kids.team-lab.com/

【開催概要】
学ぶ!未来の遊園地 at ユメミル☆ひろば
会期:2014年12月6日(土)~2015年1月18日(日)
会場:サッポロファクトリー 1条館3F特設会場 (〒060-0032 北海道札幌市中央区北2 条東4 丁目)
開館時間:10:00~18:00

【気まぐれ写真館】 札幌 2014.12.20

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