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武井咲「せいせいするほど・・」は、”ソーシャル視聴”向き!?

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日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。

今週は、武井咲主演のドラマ「せいせいするほど愛してる」(TBS)について書きました。


程よいユルさが心地よい
武井咲「せいせいするほど、愛してる」
今期の連ドラも終盤戦。全体的に低調といわれるが、スタート時と比べてじわじわ面白くなったものもある。「せいせいするほど、愛してる」(TBS系)はそんな一本だ。

有名企業の副社長(滝沢秀明)と広報担当社員(武井咲)の恋愛と聞いて、ありがちなシンデレラストーリーをイメージしていた。しかし、今やすっかりドロドロ系になっていて、びっくりだ。

滝沢には離婚寸前だった悪妻(木南晴夏)がいた。彼女は事故で昏睡状態だったが回復し、猛烈に武井を責めている。また、妻の姉(橋本マナミ)は自らの事業資金のこともあって離婚を阻止しようと暗躍中。

さらに武井の元カレ(高橋光臣)が橋本とつるんでストーカー状態だ。そこに武井を好きになった、ライバル社の広報マン(中村蒼)も絡んでくる。

このドラマ、展開はかなりドロドロのはずなのに、重さや暗さがない。気楽に見られる不倫恋愛物なのだ。

実際、周囲の若い衆は、ドラマを見ながらSNSなどで感想を発信する“ソーシャル視聴”を楽しんでいる。ストーリーにも登場人物にも、程よいユルさ、ツッコミどころがあるからだ。

そうそう、ティファニーやジミーチュウといったブランド企業が実名で登場しているのも特色。しかし、果たして会社のイメージアップになっているのか、いないのか、ちょっと気になる。

(日刊ゲンダイ 2016.09.07)

遥か南の島 2016 KIKU-TV

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KIKU Television
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Account Executive Izumi T.Miikeさん

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KIKU-TVが制作中の「シニア」ドキュメンタリー

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書評した本: 出井康博 『ルポ ニッポン絶望工場』ほか

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「週刊新潮」の書評欄に書いたのは、以下の本です。

奴隷労働者となる留学生の現実
出井康博 『ルポ ニッポン絶望工場』
講談社+α新書 907円

現在、大学院で目立つのが中国人留学生だ。かつては韓国人留学生だったが、今は圧倒的に中国だ。彼らの多くは母国の大学を卒業し、来日して1年ほど日本語学校で学んだ後、大学院の入試にトライする。中国語と英語と日本語ができるため、大学院修了後、日本で就職する者も少なくない。

だが、出井康博『ルポ ニッポン絶望工場』に登場するのは、大学キャンパスですれ違うような外国人留学生ではない。借金をして得た留学生という立場で日本に来て、働きながら生活費をまかない、借金の返済を行い、さらに親への仕送りもしなくてはならない外国人たちだ。どう考えても、はじめから破綻している。そんな成立していないはずの“夢の留学プラン”によって、多くの留学生たちが日本で“奴隷労働者”となっている実態に迫ったのが本書だ。

中でも急増しているベトナム人留学生の現状に驚く。女衒(ぜげん)を思わせる現地の留学ブローカー。留学生を食いものにする悪質な日本語学校。安価な労働力として彼らを使い捨てにする受け入れ企業。しかも、その中には社会の木鐸、全国紙の新聞販売所も含まれる。
 
さらに、この“魔の留学システム”を支えているのが、国が立てた「留学生30万人計画」だ。明らかに労働力不足を補うのが目的であるにも関わらず、本音と建前の矛盾から様々な問題が発生している国策。著者はそこにも鋭く斬り込んだ。国自体が「ブラック企業」化している今、現実を伝える意義は大きい。


阿川佐和子 『強父論』
文藝春秋 1404円

「この父にして、この娘あり」と言われたら、著者は怒るだろう。しかし、人間・阿川弘之をここまで活写したものは他にない。頑固で理不尽で暴君なのに、どこか懐かしい日本の父だ。「結論から言え、結論から」など、小見出しとなった父の言葉にも滋味がある。


鳥海 修 『文字を作る仕事』
晶文社 1944円

印刷された文章や記事の「文字」は人の手によって作られている。それが本文書体だ。たとえば明朝体だけでも100以上の数がある。書体設計士の著者は、個性的で美しく、読みやすい書体を探り続けて37年。本好き、活字好きには堪えられないエピソードが満載だ。


鈴木嘉一 
『テレビは男子一生の仕事
 ~ドキュメンタリスト牛山純一』
平凡社 2376円

牛山は民放初のドキュメンタリー番組『ノンフィクション劇場』を立ち上げた制作者。本書はその評伝だが、草創期からのテレビ史としても貴重な一冊だ。特に「ベトナム海兵大隊戦記」の放送中止事件の探究は、政治的介入が頻発する現在のケーススタディでもある。


拳骨拓史 『日本の戦争解剖図鑑』
エクスナレッジ 1728円

安倍政権によって、実質的には「戦争のできる国」となったニッポン。では、戦争とは一体何なのか。開国以前から現在までの対外戦争を、分かりやすく図解で網羅したのが本書だ。この戦史を、「愚行の葬列」として目を背けてばかりはいられない。過去に学ぶべし。

   
広島テレビ放送:著 
『オバマ大統領がヒロシマを訪れた日』
ポプラ社 1188円

一昨年と昨年、広島テレビは、市民が書いた「オバマへの手紙」約1500通をホワイトハウスへ届けた。その際、後にオバマと抱擁する森重昭氏の被爆米兵調査の話も伝えていた。大統領の演説原文、和訳、森氏の手記、そしてDVDが収められたのが本書だ。

(週刊新潮 2016.09.08号)

遥か南の島 2016 Studio RIM Hawaii

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スタジオ・リム
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REIKO T.ROGERSさん、飯島寛子さん
札幌のFMノースウェーブで放送中
「ISLAND BREEZE from HAWAII」(日曜朝8時~10時)の収録
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北海道テレビ「イチオシ!」MCのヒロ福地さん、いきなり登場!
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11日の「ISLAND BREEZE from HAWAII」は4人のクロストーク
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NHK「リオ五輪」報道の思い出!?

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波田陽区似ネタで悪ノリ 
NHK「ニュースウオッチ9」
NHKの「ニュースウオッチ9」(NW9)はもはや報道番組ではないようだ。

8月18日の放送では、1時間番組の中で45分を割いて、リオ五輪である。番組の前後で中継しているにもかかわらずだ。むろん、レスリング女子3人が金メダルを取ったことも、卓球男子団体が銀メダルを取ったこともめでたいのだが、

「男子卓球のエース・水谷隼がお笑いタレントの波田陽区に似ているからと言って、わざわざ福岡でユニホーム姿の波田にネタまで披露させ、リオのスタジオにやってきた水谷選手に東京の鈴木奈穂子アナが、似ていることについてさらにブツける……民放の報道番組でもやらないでしょうね」

と呆れるのは、上智大学の碓井広義教授(メディア論)である。

「NHKの看板とも言える報道番組『NW9』ですが、昨年春にキャスターを河野憲治・報道局国際部長と鈴木アナに交代してから、『NW9』がどう伝えるか、という期待感が薄れています」

7月の参議院選挙では、投票3日前というのに、一言も報じないことさえあった。“ニュースに政治を持ち込まない”と揶揄もされていたのだが、

「だからといって、報道番組をバラエティに持ち込むことはない。NHKでも砕けたところを伝えたかったのか、盛り上げるにしても方向を間違えてます」(同)

番組では“自己満足のための練習は100時間やったとしても無駄な練習”という水谷選手の言葉を引用していた。練習を“報道”に置き換えてみてはどうか。

(週刊新潮 2016年9月1日号)

遥か南の島 2016 Kahala

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サッポロCMで「詩」を語る、作詞家・松本隆さん

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日経MJ(流通新聞)に連載しているコラム「CM裏表」。今回は、サッポロ黒ラベル「大人エレベーター」の松本隆さんについて書きました。

サッポロ黒ラベル 「大人EV 66歳 詩とは」編
森の緑を背に
「青春」「詩」語る
妻夫木聡さんが魅力的な大人たちに会いにゆく、サッポロ黒ラベルの「大人エレベーター」シリーズ。作詞家・松本隆さん(66)の登場に、思わず拍手だ。

1971年秋に発表された、はっぴいえんど(細野晴臣、松本隆、大瀧詠一、鈴木茂)のセカンドアルバム「風街ろまん」が忘れられない。

当時4人が挑んだのは、それまでにない“日本語によるロック”の構築だった。松本さんの歌詞には、高度経済成長が消し去った東京の原風景が、冷めたノスタルジアと共に表象されていた。

80年代に入ると、松本さんは作詞家として松田聖子に「風立ちぬ」「赤いスイートピー」などを提供。大ヒットメーカーとなっていく。

緑の森を背にした松本さん。「生きること自体が喜びである時期が青春」と語り、「詩とは心の動きだと思う」と続ける。

ああ、確かに松本隆だ。流れゆく時代と併走しながら、普遍的な世界観を言葉で刻んできた大人の男がここにいる。     

(日経MJ「CM裏表」 2016.09.12)


遥か南の島 2016 ピンクパレス


厨房失格者が考える、「食」と「健康」の秋

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本のサイト「シミルボン」に、以下のコラムを寄稿しました。
https://shimirubon.jp/columns/1674267


厨房失格者が考える、「食」と「健康」の秋
9月になって、残暑ではあるけれど、風が変わってきた。いつの間にか秋?最近食べものが美味しいのも、そのせいか、と。

食べることは好きだが、恥ずかしながら、料理ができない。このジャンルに関してほぼ無能である。これまでまったくと言っていいほど、やってこなかったからだ。

大学1年で上京し、一人暮らしを始めた直後、少しだけトライしたが、すぐにやめた。才能がない、不向きだと思ったのと、ヘンな話だが、時間が惜しかったのだ。正直言って、料理をする時間も、本を読む時間に当てたかった。そんな18歳だった。

以来、10年後に結婚するまで、朝(トーストと牛乳)以外はオール外食だった。6年間の単身赴任の時でさえ、私の部屋には炊飯器もなかった。

まあ、学生時代もその後も、安くてうまい食堂を見つける能力だけはあったので、困らなかったのだ。

テレビプロデューサーとしての仕事の中で、何人かのプロの料理人にもお目にかかった。その中には、亡くなってしまった「辻留」の辻嘉一さんもいる。

『辻留 ご馳走ばなし』(中公文庫)などの著作を読み、ご本人のお話をうかがい、さらに目の前でその技を見ていると、料理というものが“尋常でないこと”だと分かる。

で、ますます、自分で包丁を持つことをしなくていい、と思うようになった。

だから、プロでもアマでも、料理ができる男、料理をする男には、素直に尊敬の念をもつ。ひたすら、「すごい」と思う。

『笑う食卓』(阪急コミュニケーションズ)の著者である立石敏雄さんも、(お会いしたことはないが)もちろん、すごい人である。

1947年生まれの立石さんは、『平凡パンチ』や『BRUTUS』などの雑誌に関わってきた元編集者であり、ライターだ。この本には、雑誌『Pen』に連載された人気コラムの8年分が収められている。

軽妙なその文章は、料理や食をテーマとしながら、独自のライフスタイルも生き生きと描き出している。

厚さ4センチ、約6百頁の大部であるが、グルメ御用達の有名店、普通は手の届かない高級食材、海山の珍味などが、ほとんど登場しない点に特色がある。これが嬉しい。

語られるのは煮物の味付けの方程式であり、海苔弁におけるワサビの功績であり、ゴーヤーの掻き揚げによるストレス解消である。厨房失格者である私でさえ、一度試してみたくなるような絶好のネタが並ぶ。

しかし、何より羨ましいのは、某女性誌編集長だった夫人を送り出した後の過ごし方だ。

晩飯当番と称する料理と洗濯は担当するものの、ほぼ自由時間となる。夫人が出張でいなければ、極端な粗食を一日二食。あとは長い睡眠の後、刃物を研いだり山の釣堀に行ったり。座右の銘が「なんとなく」だというのもうなずける贅沢な半隠居生活だ。

食は人をシアワセにしてくれる。そのためには“立石流”探究心と、「うまけりゃいいや」の大らかさが必要なのだと納得した。


その一方で、ようやく減量作戦を開始した。

高い血圧も、血糖値も、体重を減らすことで、問題はかなり解決すると医師から言われながら、「まあ、そのうちに」と先延ばししていた。

しかし、今回は医師および栄養士さんの指導も受けたことだし、「ひとつ、本気でやってみるか」ということになったのだ。

私の食生活を調べた栄養士さんからの厳命は、意外と簡単(?)なことで、間食としての「甘いもの」をやめること。つまり、”お見立て”によれば、3度の食事自体は特に食べすぎではなく、この間食で、余分なカロリーをせっせと摂取していたらしいのだ。

食品のカロリー表示の本を見せられつつ、説明を聞いたが、おやつにと普通に食べていた菓子パンやチョコレート、アイスクリームなどの、カロリーの高いことにびっくり。いや、単なる無知でした。

無知を補うべく手に取ったのが、岡田正彦さんの『人はなぜ太るのか~肥満を科学する』(岩波新書)。

メタボリック症候群の流行で、肥満はすっかり犯罪扱いだ。もちろん私も肥満がいいことだとは思っていない。できれば何とかしたいと思う。だが、できない。

この本は、そんな軟弱者への福音の書かもしれない。肥満の仕組み、なぜ身体に悪いのか、そして健康的なやせ方も分かりやすく教えてくれる。

最大の利点は、肥満の怖さが科学的に理解できること。最先端の研究データによれば、肥満は緩慢な自殺どころではない。自分との無理心中である。怖いのだ。

長年、病院で予防医学の外来を担当してきた岡田先生の、愛ある厳しいアドバイスに耳を傾けた。

今回、私が行う<医師の指導による減量作戦>は、1年がかりの予定。目標は1年で10キロだそうだ。「ひえ~!」である。

甘いものを「やめる」のと、できるだけ「歩く」こと。それだけで、どこまで減るのか、まあ、やってみます。

(シミルボン 2016.09.07)

遥か南の島 2016 NIPPON GOLDEN NETWORK

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NGN会長 Dennis M. Ogawaさん
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“昭和のデカ”唐沢寿明が面白い「ラストコップ」

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日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。

今週は、ドラマ「ラストコップ」(日テレ)を取り上げました。


ドラマ「ラストコップ」
唐沢演じる“昭和のデカ”が面白い
突然、元気な刑事ドラマが始まった。唐沢寿明と窪田正孝の「ラストコップ episode0(ゼロ)」(日本テレビ系)である。

もともとはhuluで配信されたオリジナルドラマだが、10月から地上波で放送することになった。そこで9月中にエピソード・ゼロと称する3回分を流し始めたのだ。

いわば“前哨戦”であり、壮大な“予告編”でもある。

30年前の事件で昏睡状態に陥っていた横浜中央署の刑事、京極浩介(唐沢)が目覚めて復活した。コンビを組まされたのは、年齢もタイプも異なる望月亮太(窪田)。

まずは2人のボケとツッコミが見どころのひとつとなっている。とはいえ、最大のウリは“昭和の刑事(デカ)”京極の破天荒ぶりだろう。

暴走ともいえる強引な捜査。連発される親父ギャグは困るが、きっちり結果を出す男だ。唐沢は、朝ドラ「とと姉ちゃん」の天才編集者・花山とは真逆のコミカルなキャラクターを喜々として演じている。

また、京極の妻(和久井映見)が後輩刑事(宮川一朗太)と再婚していたり、一人娘(佐々木希)は京極が実の父親だと知らなかったり、捜査以外の設定も抜かりない。

さらに脇役が豪華だ。県警本部長が小日向文世。京極と対立する警視正には藤木直人である。

最近の刑事ドラマにしては珍しく、しっかりドンパチ(発砲シーン)があることも含め、大人が楽しめる「相棒」日テレ版だ。

(日刊ゲンダイ 2016.09.14)

遥か南の島 2016 University of Hawaii

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遥か南の島 2016 グレーの夕景

遥か南の島 2016 再び、Studio RIM Hawaii

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「Studio RIM Hawaii」代表 REIKO T.ROGERSさん
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札幌・FMノースウェーブ
「ISLAND BREEZE from HAWAII」
9月18日(日)朝8時~10時
HTB「イチオシ!」のヒロさんと碓井が飛び入り参加!

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遥か南の島 2016 ずんだ茶寮

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Studio RIMのREIKOさんがアドバイザーを務める「ずんだ茶寮」
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「ずんだシェイク」が美味!
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アラモアナ・ショッピングセンター SHIROKIYA内


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SHIROKIYAはラジオ・スタジオも併設

書評した本: 鹿島 茂 『ドーダの人、小林秀雄』ほか

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「週刊新潮」の書評欄に書いたのは、以下の本です。

鹿島 茂
『ドーダの人、小林秀雄
~わからなさの理由を求めて』
朝日新聞出版 2052円

すべての表現は、「ドーダ!」という自慢と自己愛から生まれる。そう看破したのは漫画家の東海林さだおだ。それを「ドーダ理論」にまで高めた著者が、“批評の神様”の解析に挑む。難解ドーダをはじめ、「ドーダのデパート」小林秀雄の実相が見えてくる。


ジェニファー・ワーナー:著、梓澤 登:訳
『ダルトン・トランボ
~ハリウッドのブラックリストに挙げられた男』
七つ森書館 1728円

第二次大戦後、ハリウッドで吹き荒れた赤狩り旋風。売れっ子脚本家だったトランボも直撃を受け、仕事を奪われた。しかし彼は偽名で傑作を書き続け、『ローマの休日』などで2度アカデミー賞を受ける。あふれる才能と不屈の精神。闘い続けた男の70年の生涯だ。


六冬和生 『松本城、起つ』
早川書房 1512円

330年前、信州の松本藩で重い年貢に抗する一揆が起きた。首謀者で庄屋の加助は磔(はりつけ)となった。これは史実だ。そんな時代へとタイムスリップしたのが大学生の巾上と女子高生の千曲。当時の松本藩士の身体と人格に入り込んだ巾上だが、果たして義民を救えるか。

遥か南の島 2016 JCCH(Japanese Cultural Center of Hawaii)

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作家「井上ひさし」さんのこと

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本のサイト「シミルボン」に、以下のコラムを寄稿しました。
https://shimirubon.jp/columns/1674422


井上ひさしさんのこと
●選ぶ側も問われる、文学賞の選考

なんという厚さ、そして重さ。いや、そんなことより、この本の“企画”自体がすごかった。『井上ひさし全選評』(白水社)である。各種文学賞の選考委員を務めていた井上ひさしさんの、まさに「選評」だけを集めて一冊にしたのだ。

井上さんが出席した選考会は、36年間で370を超えたという。候補に残った作品たちの、何を、どう評価し、受賞作を選んだのか。

実は、受賞作を決めることは、選ぶ側もまた自身の力量や文学観・演劇観を問われることでもあり、とても難しい作業だ。たとえば、ここに集録された選評を読んでいて面白いのは、選ばれた人たちがその後どうなったかである。率直な印象を言わせてもらうなら、「新人賞は、とった後が難しい」ということだ。

キャリアを積んでいる作家が対象となる直木賞などは別だが、新人賞を与えられた人たちの名前の中には、知らないものが非常に多い。つまり、受賞後、期待通りの“活躍”が見られなかった人たちが大量にいる。

もちろん逆のケースもたくさんある。1979(昭和54)年の「オール読物新人賞」は、佐々木譲さんの『鉄騎兵、跳んだ』が受賞作だ。選評のタイトルは「脱帽するのみ」。井上さんは、それまでの選考委員活動の中で「これだけよく出来た小説が、そして豊かな将来性を窺わせる作家があったかどうか」と書いている。その後、直木賞を受賞した佐々木譲さんのデビューに関して、見事な“産婆役”となったわけだ。

新人の作品を真っ先に評価するのも大変なら、直木賞のようにプロたちを評価するのも、これまた大変な気苦労だろう。いずれにせよ、この本全体が文学・演劇の紛れもない“現代史”となっており、資料としても一級品の価値をもつのは確かだ。


●井上ひさしさんをめぐる”ご縁”

井上ひさしさんが亡くなったのは、2010年の春。75歳だった。最後にお目にかかったのはいつだったろう。記憶は定かではないが、ペンクラブか何かのパーティー会場で、ご挨拶だけさせていただいた。

そして、最初にお会いしたのは、70年後半の学生時代にさかのぼる。法学部在籍のまま、文学部国文科の授業ばかり取っていた頃、文章講座といった授業に、ゲストとしてお見えになった。授業を担当していたのが、当時朝日新聞の記者だった重金敦之さん(現在、文筆家)で、井上さんを招いてくださったのだ。

授業の後、井上さんを囲んで話をさせていただく機会があり、その時私は、自分が「ひょっこりひょうたん島」にどれほど感化されたかを一生懸命話したような気がする。

そして、こちらはよく覚えているが、高校生時代に井上さんの「モッキンポット師の後始末」を読んだこと、大学1年の時に「小説現代」に載ったモッキンポット・シリーズの新作を読んで、その感想を読者欄に投書。掲載されて嬉しかったことなどを話した。

私の本棚にある、当時の単行本『モッキンポット師の後始末』(講談社)。ここには、表題作をはじめ5編の連作が収録されている。

主人公の「ぼく」は、仙台の孤児院で高校までを過ごして上京。東京・四谷の「S大学文学部仏文科」に入学する。同時に「四谷二丁目のB放送の裏にある聖パウロ学生寮」で暮らし始めるのだ。

S大学のSはソフィアで、井上さんの母校であり、現在私が所属している上智大学(Sophia University)を指す。B放送は、当時は四谷にあったラジオの文化放送である。モッキンポット師(神父)も実在の神学部教授がモデルといわれている。

モッキンポット師は、「ぼく」のバイト先が「フランス座」だと聞いた時、「コメディフランセーズといえば、フランスの国立劇場や。するとあんたは、国立劇場の文芸部員・・・」といった具合に喜んでくれるような素敵な人だ(笑)。もちろんフランス座は浅草のストリップ劇場であり、後で、「ぼく」は神父からこっぴどく叱られる。

聖パウロ学生寮のオンボロ加減と住人たちの風変りぶりが、私が大学1年の時に住んでいた、日吉で一番廉価な学生下宿と酷似しており、「小説現代」に投稿した際は、そのことを書いたのだった。

そんな話をすると、井上さんは、ご自身の学生時代の貧乏話をして下さり、“日吉の下宿生活”も「それは貴重な体験ですよ。いつか書いてみるといい」と笑いながらおっしゃった。これは現在も宿題のままだ。

そうそう、その日吉の下宿で唯一テレビを持っていたのが4年生の松岡先輩で、私たちは、これぞという番組の時だけ松岡さんの部屋に押し掛けて、見せてもらっていた。

当時、フジテレビで『ボクのしあわせ』という連ドラがあり、これを毎週楽しんでいた。なんと、原作が『モッキンポット師の後始末』と『家庭口論』(中央公論新社)で、井上さんを石坂浩二さんが演じ、モッキンポット師は三谷昇さんだった。

しかも、当時は知らなかったのだが、このドラマの制作が「テレビマンユニオン」で、演出は今野勉さんや村木良彦さんたち。そしてフジテレビ側のプロデューサーが嶋田親一さんだったのだ。

テレビマンユニオンは創立からまだ3年という時期であり、私が参加させてもらって今野さんや村木さんと出会うのは、その7年後のことだ。

『ボクのしあわせ』がテレビマンユニオンの作品で、プロデュースが、もう何年も「全国広報コンクール」映像部門の審査を一緒にやらせていただいている嶋田先生だというのも、やはり何かのご縁に違いない。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」。井上さんの“創作のモットー”は、テレビ界に進んだ私にとって、番組作りの指針であり、目標だった。

井上さんには、もう一度、きちんとお会いして、しっかりお話をうかがってみたかった。そう思いながら、今も時々、井上作品のページを開く。

(シミルボン 2016.09.14)

遥か南の島 2016 オアフからマウイへ


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ラハイナの町に、ピカチュウ多し!
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南の島なのに、パウワウ生息?
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スーパーマーケットで、プリン!

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終盤に入った連ドラ、序盤を迎えた連ドラ

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今期の連ドラも終盤戦に入っている。全体的に低調といわれるが、中にはスタート時と比べて、じわじわ面白くなったものもある。『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)はそんな一本だ。

●ユルさを楽しむ不倫恋愛ドラマ
 『せいせいするほど、愛してる』

当初、有名企業の副社長(滝沢秀明、好演)と広報担当社員(武井咲)の恋愛と聞いて、ありがちな甘口のシンデレラストーリーをイメージしていた。しかし、今やすっかりドロドロ系になっていて、びっくりする。

滝沢には離婚寸前だった悪妻(木南晴夏)がいた。彼女は事故で昏睡状態だったが回復し、猛烈に武井を責めたてる。また、妻の姉(橋本マナミ)は、自らの事業資金のこともあって離婚を阻止しようと必死だ。

さらに武井の元カレ(高橋光臣)が橋本とつるんでストーカー状態。そこに武井を好きになった、ライバル社の広報マン(中村蒼)も絡んでくる。

このドラマ、展開はかなりドロドロのはずなのに、しかるべき重さや暗さがないのが特徴だ。気楽に見られるというか、笑いながら見られる不倫恋愛物なのだ。

実際、周囲の若い衆は、ドラマを見ながらSNSなどで感想を発信する“ソーシャル視聴”を楽しんでいる。ストーリーにも登場人物にも、程よいユルさ、ツッコミどころがあるからだ。

そうそう、「ティファニー」や「ジミーチュウ」といったブランドが、実名どころか、ヒロインたちの”職場”として登場しているのも特色。とはいえ、本当に会社のイメージアップになっているのか、いないのか。物語の決着と共に、ちょっと気になる。

●食ドラマにして異色の人情ドラマ
 『ヤッさん』

『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿』(テレビ東京系)は、主人公の設定が秀逸なドラマだ。ヤッさん(伊原剛志)はホームレスだが、銀座の高級店で賄い飯をごちそうになる。また築地市場の仲買人とも対等だ。

食の知識が豊富で、料理の腕も一流。築地と銀座を結ぶ、隠れコーディネーターのような存在なのだ。IT企業から落ちこぼれ、宿無しだったタカオ(柄本佑)は、ヤッさんに拾われて弟子になった。

このドラマは、異色のホームレス2人が、築地や銀座で起こる事件を解決していく物語だ。個人の洋食店を乗っ取ろうとする悪徳外食グループと戦ったり、世代交代に悩む築地の人たちのために一役買ったりと忙しい。

人としての矜持を持ち、ホームレスという生き方を選んだヤッさん。困っている人を、「ありきたりな身の上話なんか聞きたくねえ」と言って、ある距離感を保ちながら助ける姿勢も好ましい。

確かに、「どん底に落ちた人間を救うのは人とうまいメシ」かもしれない。一見、いわゆる食ドラマを思わせるが、実は脚本も含め、丁寧に作られた人情ドラマなのである。

脇役陣も2人をしっかり支えている。ヤッさんを応援するそば屋の主人(里見浩太朗)、ヤッさんを慕う韓国料理店主(板谷由夏)、そば職人を目指す女子高生(堀北真希に似た山本舞香)など、それぞれに適役だ。

●変則スタートの”昭和テースト”刑事ドラマ
 『ラストコップ』

突然、元気な刑事ドラマが始まった。唐沢寿明と窪田正孝の『ラストコップ episode0(ゼロ)』(日本テレビ系)だ。

もともとはhuluで配信されたオリジナルドラマだが、10月から地上波で放送することになった。そこで9月中にエピソード・ゼロと称する3回分を流し始めたのだ。いわば“前哨戦”であり、壮大な“予告編”でもある。

30年前の事件で昏睡状態に陥っていた横浜中央署の刑事・京極浩介(唐沢)が、長い眠りから覚めて、”職場復帰”した。コンビを組まされたのは、年齢もタイプも異なる望月亮太(窪田)。まずは2人のボケとツッコミが、このドラマの見どころのひとつだ。

とはいえ、最大のウリは“昭和の刑事(デカ)”京極の破天荒ぶりだろう。まったく周囲の空気を読まない言動。暴走ともいえる強引な捜査。連発される親父ギャグ。結構困ったオッサンだが、きっちり結果を出す男だ。

唐沢は、朝ドラ「とと姉ちゃん」の天才編集者・花山とは真逆のコミカルなキャラクターを喜々として演じている。

また、京極の妻(和久井映見)が後輩刑事(宮川一朗太)と再婚していたり、一人娘(佐々木希)は京極が実の父親だと知らなかったり(すぐにバレたけど)、捜査以外の設定も抜かりない。

さらに脇役が豪華だ。県警本部長が小日向文世。京極と対立する警視正には藤木直人などが配されている。最近の刑事ドラマにしては珍しく、しっかりドンパチ(発砲シーン)があることを含め、幅広い層が楽しめる”『相棒』日テレ版”に化けるかもしれない1本だ。

(ヤフー!ニュース個人 2016.09.15)


ヤフー!ニュース個人の連載
「碓井広義のわからないことだらけ」
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