週刊新潮に、松居一代さんに関する記事が掲載されました。
この中で、コメントしています。
新刊著書PRで「川島なお美」を持ち出す
「松居一代」に節度がない
便乗商法と指摘されても仕方がない。最近はライフスタイルアドバイザーとしても活躍する女優・松居一代(58)が、新刊著書を出版。だが、その出版会見で、他界したばかりの川島なお美を持ち出し、PRに利用したものだから、節度がないと批判されている。
『松居一代の開運生活』(アスコム)の出版会見は10月7日、都内のホテルで行われた。
スポーツ紙記者の話。
「最初、松居さんの会見は4日に行われるはずでした。ところが、当日、爆笑問題の田中裕二と山口もえの結婚会見が開かれることがわかり、メディアでの扱いが小さくなるからと、急遽、3日後に延期になりました」
松居から送られてきたファックスには、“緊急会見”と打たれていたため、重大発表があるのではないかとの憶測が流れていた。結果、会見場に詰め掛けた記者やカメラマンは数十人にのぼったという。
「そのうちの1人であるネットライターがいきなり、“夫の船越英一郎さんと9月24日に亡くなった川島なお美さんとの交際がネット上で噂になっているが、どうなんですか?”と訊ねた。すると、松居さんは、“結婚して3年目に、川島さんと船越が人生のひとときを歩んでいたということを知りました”と答えたのです。質問する記者もどうかと思いますが、川島さんが亡くなっていくらも日が経っていないのに、松居さんがそんなことを暴露したので、みな唖然としました」(同)
とはいえ、そのおかげで、出版会見はあちこちのメディアで報じられることになった。
■自己中心的
わざわざ、夫と川島なお美の過去の交際話を持ち出したのは、話題作りのためだったのではないのか。
松居本人に聞くと、
「とにかく、あの質問には驚きました。引かない記者さんだったので、これまでの私の生き方が否定されると思い、仕方なく受け答えをしました。そのときに、“知りません”と言うのは簡単でした。でも、それでは嘘つきになってしまいます。なので、私の知っていることを、正直にお話ししました」
川島なお美の夫、鎧塚俊彦氏への配慮については、
「ご心痛を考えれば、もっと言葉を選ぶべきでしたね。あのときは動揺し、頭がまわりませんでした。ただ、川島さんが亡くなられた日に、お好きだった赤ワインを頂きながら、主人と川島さんのことを想い、ご冥福をお祈りいたしました」(同)
しかし、当然のことながら、この“松居商法”には、批判が噴出した。
上智大学の碓井広義教授(メディア論)もこう苦言を呈する。
「死者への冒涜であるとも言えます。スキャンダラスな話題を掲げ、自分の本の宣伝に利用する意図が透けて見えてしまっている。彼女の発言からは、人間として大切な部分が抜け落ちている。自己中心的に、あらゆるものを宣伝の素材として扱えば、周囲にどのような影響を及ぼすのか、想像できなかったのでしょうか」
金儲けもほどほどが肝心。
「ワイド特集 子供だましの代償」より
(週刊新潮 2015年10月22日号)