産経新聞で、SMAP最後の「スマスマ」についてコメントしました。
SMAP 永遠ノムコウに
最後の「スマスマ」録画出演
見納め 感謝と惜別
年内で解散する国民的グループ、SMAPの冠番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)が26日、最終回を迎え、メンバー全員のそろった姿が見納めとなった。過去の名場面が放送された後、事前に収録された代表曲「世界に一つだけの花」がラストステージとなった。
5人の生出演はなかったが、番組終盤、SMAPとして「スマスマ20年、そしてグループ活動28年、みなさまの気持ちに、深く感謝いたします。ありがとうございました」とのメッセージが画面上に表示された。
花に囲まれたスタジオで「世界に-」を歌い終えた後、5人は並んで深々と頭を下げた。中居正広さん(44)は後ろを向き、肩を震わせて目元をぬぐった。木村拓哉さん(44)、稲垣吾郎さん(43)、草なぎ剛さん(42)、香取慎吾さん(39)もそれぞれ神妙な表情を浮かべ、ファンへの感謝をにじませていた。
■最後の「スマスマ」 見納め…感謝と惜別
「SMAPは日本のライフライン」「またいつか5人に会えると信じて待っています」。「SMAP×SMAP」最終回では、番組に寄せられたファンのファクスが続々と画面で紹介された。21日発売のベスト盤「SMAP 25 YEARS」は出荷枚数でミリオン(100万枚)を突破。国民的グループへの感謝と解散を惜しむ“SMAPロス”が広がった。
番組は平成8年4月に始まり、20年9カ月にわたって放送。ゲストに手料理を振る舞う「ビストロSMAP」などの人気コーナーが相次いで生まれ、最高平均視聴率は14年1月14日の34・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。最終回では、メンバーの脱退や不祥事からの復帰など、節目となる場面も放送された。
東京・渋谷のスクランブル交差点沿いのビルにはこの日、最終回を伝える看板広告が掲げられ、写真撮影をする通行人の姿も目立った。
上智大の碓井広義教授(メディア論)は「『スマスマ』はドラマや司会など個人の活躍が目立った5人がそろう貴重な番組で、いわばSMAPの『ベース基地』だった。だからこそ多くの人々が解散と番組終了を惜しむのだろう」と話した。
(産経新聞 2016.12.27)