言葉の備忘録110 いつでも・・・
いつでも、 正しいことだけをしようと思っていると、 なかなか、 なにもできなくなるものだ。 人間は、 なるべく気楽に、 なんでもやってみるのがよい。 森 毅「ヤジウマの精神」 森毅ベスト・エッセイ (ちくま文庫) 池内 紀 筑摩書房
View Article言葉の備忘録111 ことばは・・・
ことばは、 もともと魔術でした。 ことばは、 今日でもむかしの魔力を まだ残しています。 フロイト「精神分析学入門」 精神分析学入門 (中公文庫プレミアム) 懸田 克躬 中央公論新社
View Article言葉の備忘録112 ミステリとは・・・
札幌2019 ミステリとは、 真実をめぐる物語であるーー それ以上のものでもないし、 それ以下のものでもない。 アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」 カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫) 山田 蘭 東京創元社 カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫) 山田 蘭 東京創元社
View Article週刊ポストで、ドラマ「岸辺のアルバム」について解説
多摩川氾濫、 ドラマ『岸辺のアルバム』で描かれた仰天演出 10月12日に東日本を直撃した台風19号がもたらした大雨によって、多摩川沿いの街は泥水に浸かった。...
View Article「同期のサクラ」 ブレないヒロイン
「同期のサクラ」 ブレないヒロイン 駄じゃれのようなタイトルだが、侮れない。「同期のサクラ」(日本テレビ系)である。10年前、故郷の離島に橋を架けたいと、大手建設会社に入社したのが北野サクラ(高畑充希)だ。...
View Article追悼・八千草薫さん 『ドラマへの遺言』から
追悼・八千草薫さんの女優魂 『やすらぎの郷』脚本家・倉本聡氏との交流秘話 脚本家の倉本聰氏はスポーツ報知等の取材に答え、亡くなった直後に駆けつけて対面を果たしたことや、故人の思い出を語っている。...
View Article授業のゲストに、撮影監督の大西健之さん
大西健之(おおにし・たけゆき)さんは、 私が慶大SFCにいた頃の「碓井ゼミ」メンバー。 現在、フィリピン在住の撮影監督です。 仕事で一時帰国したのですが、 立ち寄ってくれましした。 20年ぶりの再会です。 ありがとう! 撮影監督を務めた「ブランカとギター弾き」、秀作です。
View ArticleNHK「少年寅次郎」 岡田恵和がつむぐ“母と子の物語”
NHK土曜ドラマ「少年寅次郎」 脚本の岡田恵和がつむぐ“母と子の物語” 昭和11年2月の寒い夜、葛飾柴又の団子屋「くるまや」の前に、一人の赤ん坊が置かれる。この家の主は、車平造(毎熊克哉)。この赤子が寅次郎だ。妻の光子(井上真央)は自分たちで育てることを決意する。...
View Article『ドクターX』が今回も「快進撃」を続ける理由
米倉涼子主演『ドクターX』が 今回も「快進撃」を続ける理由 第6シーズンとなる、米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)。「失敗しない」どころか、今回も快進撃が続いている。それを可能にしているのは、一体何なのか。...
View Article【書評した本】 西垣 通、河島茂生『AI倫理』
人間とAIの関係を根本から問う警世の書 西垣 通、河島茂生 『AI倫理~人工知能は「責任」をとれるのか』 中公新書ラクレ 929円 18歳で運転免許を取った頃、クルマのギアはマニュアルだった。その後、オートマが当たり前になったが、今でも時々、シフトレバーを握る左手がむずむずする。...
View Article現代人の常識を問う「同期のサクラ」
現代人の常識を問う 「同期のサクラ」 脚本家の遊川和彦が手掛けるドラマのタイトルには、一見ふざけた駄じゃれのようなものが多い。「家政婦のミタ」、「過保護のカホコ」、そして「ハケン占い師アタル」などだ。しかし、それに惑わされてはいけない。実は意外に骨太な問題作だったりするからで、今回の「同期のサクラ」(日本テレビ―STV)もまさにそんな1本である。...
View Article散らかし放題の小ネタが楽しい「時効警察はじめました」
オダギリジョー主演「時効警察はじめました」 醍醐味は散らかし放題の小ネタにあり 連ドラとしては12年ぶりの復活だ。「時効警察はじめました」(テレビ朝日系)である。すでに時効となっている未解決事件。その真相を探るのが趣味だという警察官、霧山修一朗(オダギリジョー)が主人公だ。...
View Articleコンフィデンスアワード・ドラマ賞「優秀作品賞」を受賞、『だから私は推しました』の魅力とは!?
コンフィデンスアワード・ドラマ賞 「優秀作品賞」を受賞した、 『だから私は推しました』の魅力とは!? 2019年7月クールのドラマから選ばれる、第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞。その「優秀作品賞」を、よるドラ『だから私は推しました』(NHK)が受賞しました。あらためて、このドラマの魅力を振り返ってみたいと思います。 ちなみに、もう1本の「優秀作品賞」は『監察医...
View Article言葉の備忘録113 何か大事なことを・・・
札幌2019 何か大事なことを 決めようと思ったときはね、 まず最初は どうでもいいようなところから 始めたほうがいい。 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」
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